2023年09月21日
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は9月3日(日)、本社エントランスフロアに設置したサンゴ水槽の前で、専門家を招いた体験型イベントを開催しました。イベントは、普段なかなか触れることができない「サンゴ」という生物について理解を深め、海洋環境保全や生物多様性保護などについて考える機会を持つことを目的とし、主に小中学生を対象として実施したものです。参加者は講師兼イベントのナビゲーターとして迎えた静岡大学創造科学技術大学院の専門家数名(註1)のもと、メインテーマである「サンゴの秘密」について講義を聞き、その後は実験パートとしてサンゴと共生する植物プランクトンの一つである褐虫藻(かっちゅうそう)や、特定の条件下で蛍光を発するたんぱく質(蛍光たんぱく質)を光らせるサンゴなどを観察し、最後はクイズや海と気候変動などに関するまとめで締めくくられました。
当日は、昨年秋に就任したMOL小中学生アンバサダー(註2)や当社従業員の家族を含む17名の子どもたち、さらに保護者などを含め総勢30名が参加し、楽しみながらサンゴなど海と共生する生物の大切さを学び、そして海洋保全や生物多様性について理解を深める機会となりました。
当社は今後も、未来を担う世代に海の大切さを伝える活動を続けていきます。
(註1) 当日お迎えした講師は以下の通り。
理学博士 鈴木 款氏:静岡大学創造科学技術大学院特任教授、中国浙江大学・科学アカデミー客員教授、日本サンゴ礁学会前会長
理学博士 ベアトリス・エステラ・カサレト氏:静岡大学創造科学技術研究部環境エネルギーシステムサステナビリティセンター研究推進部門特任教授。国際サンゴ礁学会、日本サンゴ礁学会所属。
(註2) 2022年11月24日「「MOL小中学生アンバサダー」就任式を開催 ~海運業の魅力、豊かな海を守る大切さを次世代へつなぐ~」参照。豊かな海を守ることの大切さや、海運業という仕事の魅力などを学び、未来を創る同世代の仲間たちに伝える役割を担ってもらうため、9名が活動中です。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Human & Community 人の活躍と地域社会の発展」にあたる取り組みです。