2026年08月20日
株式会社商船三井(社長:田村 城太郎、本社:東京都港区、以下「当社」)がフィリピンで運営する商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」(以下「MMMA」、註1)に、2026年8月12日、国土交通大臣の金子恭之氏が訪問されました。MMMAは、当社とMagsaysayグループが共同で運営する海事教育機関であり、世界トップレベルの安全運航を支える船員の育成を担うとともに、日本とフィリピンによる海事人材の育成協力を象徴する取り組みの一つです。今回の訪問は、国土交通省のフィリピン訪問の一環として実施されました。

当日は、実際の本船と同じ構造で建造されている訓練施設“Ship in Campus”およびシミュレータ訓練室をはじめとする最新鋭の機器をご視察いただくとともに、MMMAの実践的な海事教育プログラムやSTCW条約(註2)に準拠したカリキュラムのもとで行われる国際水準の船員教育について理解を深めていただきました。


MMMAは、こうした国際通用性の高い教育を通じて、即戦力となる船員を世界の海運業界へ送り出しています。
視察の中で金子大臣は、長年にわたり日本とフィリピンを結ぶ海事人材育成に取り組んできた当社および関係者への謝意を示されるとともに、学生たちとフィリピン人海事人材に広がるキャリアの可能性について意見交換され、MMMAで学ぶ学生たちが将来、日本やグローバルの海運業界で大きく活躍することへの期待を述べられました。


授業視察中の大臣講話
フィリピンは世界有数の船員輩出国であり、多くのフィリピン人船員が日本をはじめとする世界の海上輸送を支えています。MMMAは、そうした人材育成の一翼を担う教育機関として設立され、これまで多くの卒業生を当社のみならず、広く海事業界に送り出してきました。また近年は、女性の入学が増加しており、多様な人材の育成にも取り組んでいます。2026年度には女性学生計31名(航海科17名、機関科14名)が入学し、過去最多を記録しました。2018年の開校以来、入学した女性学生は累計で100名を超え、その数は年々増加しています(註3)。

当社グループは今後もMMMAを通じて、海事産業を支える次世代の海事人材育成と海運業界の発展に貢献してまいります。
(註1) パートナーであるフィリピンの船員配乗会社Magsaysay Maritime Corporationと当社の共同で設立した教育機関。
【MMMAの概要】
学校名:MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.(4年制の商船大学、全寮制)
所在地:フィリピン Cavite州 Dasmariñas市 Salitran(首都マニラから南に約30km)
学生数:1学年あたり最大300名(航海科、機関科各々で約150名)
開校:2018年8月
学長:Dr. Alex M. Enriquez
(註2) STCW条約とは、1978年の船員の訓練や資格証明及び当直の基準に関する国際条約。
商船三井グループのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、サステナビリティ課題の中でも特に「安全」「人財」にあたる取り組みです。



