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インド「ペトロネットLNG社」向け新造LNG船 
長期定期傭船契約・造船契約締結

2006年02月21日

株式会社商船三井
日本郵船株式会社
川崎汽船株式会社

(株)商船三井・日本郵船(株)・川崎汽船(株)およびシッピングコーポレーションオブインディア(SCI)の4船社コンソーシアムはペトロネットLNG社(本社:インド・ニューデリー)との間で、154,800m3型新造LNG船1隻に関する長期定期傭船契約を締結、同時に三星重工業(本社:韓国・ソウル)と当該船の造船契約を締結しました。

ペトロネットLNG社はインドで初めてLNGを輸入した会社であり、2004年よりカタールから年間500万トンのLNGをLNG船2隻で輸入しております。今回、ペトロネットLNG社は年間250万トンのLNGをカタール国からさらに輸入することになり、当該LNG船を長期傭船します。4船社コンソーシアムは、既存2隻に加えて今回の3隻目も獲得し、今後拡大するインドへのエネルギー供給に貢献していきます。

【契約概要】

契約締結日/場所 2月21日 インド・デリー
船主 商船三井・日本郵船・川崎汽船およびSCIが共同出資する新会社 (「India LNG Transport Company (No.3) S.A.」/本社:パナマ)
傭船者 ペトロネットLNG社
傭船期間 本船竣工(2009年9月)から25年間
投入船 154,800m3メンブレン型 新造LNG船1隻
造船所 三星重工業
船舶管理 川崎汽船

【参考】ペトロネットプロジェクト概要

買主

ペトロネットLNGリミテッド (PLL)

(株主構成)
GAIL (India) Limited (GAIL)12.5%
Bharat Petroleum Corporation Ltd. (BPCL)12.5%
Indian Oil Corporation (IOC)12.5%
Oil & Natural Gas Co., Ltd. (ONGC)12.5%
Gas de France (GdF)10.0%
Asia Development Bank (ADB)5.20%
残りの約35%は株式公開済み。

GAIL: インド最大の国営ガス会社。インドガスマーケットシェア95%
BPCL: インド第3位の国営石油精製・販売会社
IOC: インド最大の国営石油精製・販売会社であり、インド最大の企業
ONGC: 国営原油・天然ガスの採鉱・生産会社
売主 Ras Laffan Liquefied Gas Company Ltd. II (RasGas II)
LNG購入量/期間 5百万トン/年、2004年~2027年
2.5百万トン/年、2009年~2034年
LNG受入基地 インド・グジャラート州ダヘジ港
ガス販売先 PLLはGAIL,BPCL及びIOCとTake or Pay条項付の天然ガス売買契約を締結済み。GAIL,BPCL,IOCはIPP及び肥料会社・都市ガス等へガスの販売を行う。