2009年07月10日
このたび当社は"リオティント"と、短中長期合わせて3系列の大型輸送契約を締結しました。年間約600万トンの鉄鉱石を、主に豪州から中国へ海上輸送します。
今回(1)世界最大のケープサイズオペレーターである当社のフリート規模を生かし、顧客のニーズに柔軟かつ長期安定的に応えることができること(2)最新鋭操船シミュレーターや安全運航支援センター(注)などにより、安全運航管理体制の強化を進めていること-などが高く評価され、大型契約締結に結実しました。
世界最大鉱山会社のひとつである"リオティント"との短中長期にわたるバランスの取れた契約締結は、長期間の安定利益を確保するとともに市況高騰時には利益の極大化を図ることが可能です。これによって、当社が進めているポートフォリオ戦略を一層強固なものとすることができます。
両社は本契約締結とともに相互にパートナーと位置づけ、今後も更なる関係強化に向けて協議することで合意しました。
<契約概要>
*今回の契約で、既存契約とあわせた当社の"リオティント"向け年間輸送数量は1000万トン前後に増加。
(注) 安全運航支援センター
(英文呼称 Safety Operation Supporting Center/略称:SOSC)
船長と航海士の資格を持った専任スタッフが24時間365日の監視態勢で勤務。気象・海象から海賊情報など多様な情報を全運航船や運航担当者、船舶管理会社などへ適切に発信している。あらゆる安全阻害リスクを分析、場合によっては警告を出し、船長による最善の判断の下での安全運航を支えている当社組織。