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超大型鉄鉱石専用船の操船訓練プログラムを開発
~世界各地で安全運航訓練を強化~

2009年09月07日

当社とエム・オー・マリンコンサルティング(*1)は共同で、操船シミュレーター用の「超大型鉄鉱石専用船(VLOC(*2))操船訓練プログラム」を開発しました。同プログラムでは当社の運航する30万トン型(世界最大級)VLOCをモデル船としています。今後、世界各地の当社船員訓練施設にある操船シミュレーターに展開、VLOCおよびケープサイズバルカーの安全運航対策を一層強化します。
9月4日には当社運航船隊に関係の深い船主関係25社35人を招き、当社常務 平塚惣一による同プログラムの説明と、エム・オー・マリンコンサルティング社シミュレーター室でのデモンストレーションを行いました。

*1:株式会社エム・オー・マリンコンサルティング
当社グループ(100%子会社)の海洋コンサルティング会社

*2:VLOC : Very Large Ore Carrier
超大型鉄鉱石専用船

【開発の背景】

  • VLOCの補油地や寄港地では、水路の狭さや潮流の強さ、船舶の混雑などの要因から、厳しい航行条件での運航を強いられている。
  • そのため、ベテラン日本人船長を海務監督として積揚地へ派遣することやVLOCの処女航海時の便乗支援など、安全運航への多彩な取り組みを実施してきた。
  • 安全運航をさらに徹底するには「船長や乗組員への訓練で運航技能を更に磨き、習熟度を高めることが重要」と考え、本訓練プログラムを開発した。

【今後の展開】
世界各地の当社船員訓練施設に導入し、船長・乗組員へのVLOCおよびケープサイズバルカー乗船前研修に活用する。