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船上再ガス化装置付LNG船"GDF SUEZ CAPE ANN"竣工

2010年06月02日

当社がHöegh LNG社(ノルウェー)と共同保有する船上再ガス化装置付LNG船"GDF SUEZ CAPE ANN"が6月1日に韓国三星重工で竣工、長期傭船契約を締結したGDF SUEZ グループ(注1)に引き渡されました。

"GDF SUEZ CAPE ANN"は昨年11月に竣工した姉妹船"GDF SUEZ NEPTUNE"と共に、米国東岸ボストン沖合の天然ガス輸入ターミナル「Neptune LNG Deep Water Port」(注2)向けLNG輸送に従事する予定です。

多様化する顧客ニーズに対応するため当社は、船上再ガス化装置付LNG船やLNG FPSO(注3)などの高付加価値LNG船分野の検討を進めており、今後も幅広いLNG輸送サービスの提供を目指します。

(注1)
欧州に基盤を置く世界最大級のエネルギー会社(本社パリ)。2008年7月にフランスガス公社(GDF)とスエズとの合併により設立。
(注2)
マサチューセッツ湾の35キロ沖合に天然ガス輸入ターミナルを建設。従来の陸上LNG受入ターミナルに代わり、再ガス化装置を搭載した専用LNG船上で積荷のLNGを再ガス化し、海底パイプラインへ直接送出するプロジェクト。
(注3)
浮遊式石油ガス生産貯蔵積出設備(Floating Production, Storage and Offloading system の略)。海底にある油井から天然ガスをくみ上げ、船体上でLNGを生産・液化し、船体タンク内にLNGを貯蔵、他の船に荷降ろしする設備のこと。