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フィリピンにて新人船員教育体制を強化

2011年05月23日

当社は、船舶運航における高い安全水準を支える船員を育成するため、フィリピンの商船大学3年次の学生を対象とした「船員士官候補生プログラム(3rd Year Program)」をMagsaysay Institute of Shipping (以下MIS *1)に導入することとし、今般7校の商船大学とその実施契約を締結しました。

当社のフィリピン新人船員は、各商船大学の3年修了生を対象に選抜し、当社訓練船・運航船での1年間の乗船実習を経て採用しております。今回のプログラム開始により、選抜を1年早め、大学4年間の後半2年間の教育・訓練を当社の管理下で行うことになります。

本プログラムはフィリピン政府の推進するAcademe-Industry Linkage Program(*2)のもと大学教育相当として認可されており、今年6月から開始します。

<ご参考>

*1 Magsaysay Institute of Shipping(MIS):
1993年に当社がMagsaysay Maritime Corporationと共同で設立。 当社運航船の乗船に備え、徹底した安全教育、各種実務訓練や規律訓練を 行う。2007年からフィリピンの特定商船学校と提携し、補講による学生の能力向上や教員に対する技能的なサポート、海事カリキュラムの強化等を通じて、教育体制の整備・強化に貢献している。
 
*2  Academe-Industry Linkage Program:
産学が提携の上、産業界の施設および実務教育を活用することで、学校側は学生の質を向上させ、産業界側はより質の高い学生の雇用を図る制度。