トップページ > プレスリリース 2011年 > 当社の在フィリピン船員配乗会社が日本海事協会の認証を取得

当社の在フィリピン船員配乗会社が日本海事協会の認証を取得

2011年11月28日

在フィリピンの当社グループ船員配乗会社"Magsaysay MOL Marine, Inc."(*1、以下Magsaysay-MOL社)は、(財)日本海事協会(ClassNK)から、将来発効が見込まれる2006年海上労働条約(Maritime Labour Convention 2006, *2、以下MLC)の要件に適合した船員の募集・職業紹介機関として認証を受けました。この認証により、Magsaysay-MOL社は同条約の規則(船員が募集・職業紹介のため効率的で十分に規制された制度を利用できることの確保)に適合した運営がなされていることが公に認められました。なお、本件は日本海事協会によるMLCの同要件に適合した認証の初めての事例となります。

11月23日(水)、マニラのMagsaysay-MOL本社にて、社長フランシスコ・メノール(Capt. Francisco D. Menor)へ日本海事協会 窪木孝雄・認証サービス事業部長から認定証が授与されました。

当社が目指す「世界最高水準の安全運航」を達成するには優秀な乗組員の確保が最重要です。Magsaysay-MOL社は、今回の認証取得によりMLCに適合した運営がなされていることが認められ、今後もさらにフィリピン人船員配乗業務の品質を向上していきます。
当社グループは、各規則の遵守に積極的に取り組み、安全運航により一層努めていきます。

(*1) Magsaysay MOL Marine, Inc.:
在フィリピン・マニラの当社船員配乗会社。当社とフィリピンのパートナーであるMagsaysay Maritime Corporation社との合弁会社として1997年3月に設立。 

(*2)2006年海上労働条約:
2006年に国際労働機関(ILO=the International Labour Organization)で採択された国際海事条約。船員の雇用条件、労働環境等に係る国際的基準を確立することにより、船員の労働環境向上、海運市場における公正かつ適正競争条件の確保に繋げるもの。
同条約の第1.4基準では、「船員が、船員の募集および職業紹介のための効率的かつ十分に規制された制度を利用することができることを確保すること」を目的に、船員の募集・職業紹介機関が満たすべき条件が規定されている。また、船舶所有者が、条約非締約国に所在する船員の募集・職業紹介機関を使用する場合、同機関が条約に定める要件を満たすことを確保し、要件の順守を継続的に監視することも求められている。