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重大海難事故 緊急対応訓練を実施
~東京湾内におけるLNG船の他船衝突、座礁事故を想定~

2015年11月27日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、重大海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、第三管区海上保安本部の協力のもと、商船三井グループの船舶管理会社が管理するLNG船が、東京湾内において他船と衝突し、衝突により舵が故障、機関トラブルも重なり座礁事故に至るとの想定で緊急対応訓練を実施しました。

本訓練の概要

  • 実施日:2015年11月25日(水)
  • 目的:
    • 商船三井グループ企業理念「安全運航を徹底し、海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固のものに整備する。
    • 海外の船舶管理会社が管理する当社運航船において、重大な海難事故が発生した場合における必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
  • 主な参加者:
    • 第三管区海上保安本部
    • 当社重大海難対策本部を構成する役員および関係部署
    • 船舶管理会社:MOL LNG Transport (Europe) Ltd.
  • 訓練内容:
    「千葉県館山沖を北航していたLNG船“LNG PIONEER”と外航コンテナ船が衝突し、本船の舵が故障。その後に主機の不具合が発生し、座礁する可能性がある」との想定で訓練を実施。事故発生を受けて、第三管区海上保安本部へ通報、商船三井に重大海難対策本部を設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

<今後の取り組み>
訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有することにより、グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく。


重大海難対策本部での訓練の様子


模擬記者会見で記者からの質疑に応答する説明者
左:取締役 常務執行役員 橋本 剛
右:LNG船安全統括室長 林 昌徳