2016年11月24日
株式会社商船三井(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田潤一郎)は、2009年に発表した「船舶維新プロジェクト」(註1)に次ぐ新たな技術開発プロジェクトとして、「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」を発足させました。
本プロジェクトでは、当社の技術開発方針を、お客様を始めとするステークホルダーの皆様と共有することで、多様化するニーズと最新技術を広く収集します。それらを結び付けた技術開発を進めることで、“安全運航”・“環境負荷低減”技術を深化させ、営業力の強化および企業価値の向上につなげます。
プロジェクトのコンセプトは下図の通りです。
<コンセプト>
次の2つを軸として技術開発を推進。
(1)高度安全運航支援技術 (2)環境負荷低減技術
上記のコンセプトの下、今後の新造船に「高度安全運航支援技術」および「環境負荷低減技術」の各分野の技術を1件ずつ搭載し、竣工後、1年ごとに実運航での効果検証を行い、その結果を随時公表する予定です。また、本プロジェクトではICT(註2)も積極的に採用した技術開発を進めます。
(註1)船舶維新プロジェクト
商船三井の次世代コンセプトシップを構想し、構想の中で用いた要素技術の開発と具現化にこれまで取り
組んできました。詳細はウェブサイトをご参照ください。
http://www.mol.co.jp/ishin/index.html
(註2)ICT
Information and Communication Technologyの略語。IT(情報技術)に通信コミュニケーションの重要性を加味した言葉。