2016年 商船三井 重大ニュース
~「One MOL」 ひとつのMOLで攻める~
2016年12月26日
1.「経営基盤の強化」未来の創造に向けて、変革に挑む
<改革の決断>
- 「構造改革」を実施
・ ドライバルク船における市況エクスポージャーの大幅な縮減
・ コンテナ船事業については、保有船の減損、航路合理化、船隊規模の最適化を実施
・ 中期経営計画「STEER FOR 2020」に代えて、構造改革推進のための単年度経営計画を策定、実行
- 川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社と定期コンテナ船事業を統合、2018年4月に営業開始することを合意した (10月)
<「One MOL」推進により営業力を強化>
- ドライバルク営業本部とエネルギー輸送営業本部を設置 (2月)
- アジア・中東・大洋州地域の各国、メキシコ、ブラジルに国代表を設置 (4月、12月)
<差別化による営業力を強化>
- 「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP プロジェクト~」発足(11月)
営業力の強化および企業価値の向上につなげる
- スマートシッピング推進組織を新設(12月)
- 運航船の船上ビッグデータを海事クラスターの発展に利活用(2月)
- 横浜国立大学と海運ビッグデータ分析にAIを活用する共同研究を開始(8月)
2.各事業への取組み「ポートフォリオ経営」を深化させる
<ドライバルク営業本部>
- 木材チップ船「C.S.BRIGHT」竣工 ~環境対策を施した最適船型~(1月)
- 鉱石専用船「神山丸」の命名式開催 ~環境と安全に配慮した次世代船~(11月)
- 構造改革の一環として市況エクスポージャー縮減目標を達成する見込み
<エネルギー輸送営業本部>
- 中国建造LNG船順次竣工(4月、10月)
- インドネシア内航LNGシャトル輸送プロジェクトに参画(5月)
- ウルグアイLNG FSRUプロジェクト長期定期用船契約を締結(7月)
- メタノールと重油の2元燃料に対応可能エンジンを搭載したメタノール船3隻が竣工(4月、9月、11月)
- 石炭専用船「たちばな」後継船を対象に、四国電力と外航輸送契約を締結 ~最新鋭船発注~(10月)
- 世界初の大型液化エタン船竣工~本格的液化エタン輸送へ参入~(11月)
- 深海石油・ガス田の設備設置作業に対応できるサブシー支援船事業へ参画 (11月)
<自動車船事業>
- 次世代型自動車船「FLEXIE」シリーズの新船体デザインを決定(4月、11月)
<コンテナ船事業、港湾・ロジスティクス事業>
- 6社による新アライアンス「ザ・アライアンス“THE Alliance”」の設立を発表(5月)
- アジア/南米東岸サービスを改編(2月)
- 商船三井ロジスティクス:ミャンマー現地法人開業(5月)
- TraPacロサンゼルス 自動荷役順調に進展、オンドックレール設備設置完了(10月)
<フェリー・内航RORO船事業、関連事業>
- 商船三井フェリー:RORO船新造による東京~苅田航路のサービス強化を決定(10月)
- 商船三井客船:三井不動産と「瀬戸内国際芸術祭2016」クルーズを初共催(10月)
- ダイビル:「新ダイビル Restaurants & Shops」全面開業(5月)
3.「世界最高水準の安全運航」「環境先進企業」を目指す
- フィリピンでの自営商船大学設立を決定(3月)
- “MOL Body FIT Exercise”が国交省から船員安全取組大賞を受賞(10月)
- マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤーを受賞 ~メタノールを燃料とした低速ディーゼル主機関~(7月)
4.世界とつながる商船三井グループのCSR・社会貢献活動
- 「海の日」イベント 自動車専用船見学会を開催 約200名の親子が参加(7月)
- 「海と日本プロジェクト」の一環としてイベントを各地で開催(東京、横浜、大分等)
- 熊本地震被災への支援(4月)
- エクアドル地震被災への復興支援実施(6月)
- 国際輸送協力を実施
・ パラグアイに消防車(1月)
・ フィリピンに子ども用中古車椅子(2月)
・ 南アフリカに移動図書館車(3月)
・ ガーナにスポーツ用品(11月)
- 海運業界で初めて「SMBCなでしこ融資」に認定 (1月)