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洋上風力発電設備 設置船事業者への出資を決定
~FPSO・FSRU・シャトルタンカー・サブシー支援船に次ぐ海洋事業への展開~

2017年02月24日

Seajacks社が保有、運航する世界最大級のSEP船"Seajacks Scylla"
Seajacks社が保有、運航する
世界最大級のSEP船"Seajacks Scylla"

株式会社商船三井(本社:東京都港区、社長:池田潤一郎、以下「商船三井」)は洋上風力発電設備設置船(SEP船(*1))5隻を保有、運航するSeajacks International Limited社(以下、「Seajacks社」) グループの株式の5%を丸紅株式会社(本社:東京都中央区、社長:國分文也)から取得する決定を行いました。

本件は、商船三井にとりFPSO(*2)、FSRU(*3)、シャトルタンカー(*4)、及びサブシー支援船事業(*5)に次ぐ新規の海洋事業となるとともに、欧州を中心に世界的に拡大する洋上風力発電の設置に関わることで、再生可能エネルギー領域への参画の第一歩となります。

商船三井は今後も世界各地・各港の環境保全に寄与していくとともに、企業理念に則り、安全運航の徹底と海洋・地球環境の保全を積極的に推進していきます。

【Seajacks社の概要】

設立 2006年
所在地 英国ノーフォーク州グレートヤーマス
代表者 William Burton Blair Ainslie (Director)
事業内容 洋上風力発電タービン・付帯設備据付事業、洋上オイル&ガスプラットフォーム向けサービス事業

(*1) Self-Elevating Platform。プラットフォームに海底着床、及び昇降の為の脚を装備し、プラットフォームを海面上に上昇させてクレーンによる洋上風力発電設備の設置作業を行う台船。プラットフォームを波浪の届かない高さまで上昇させて保持することにより、波浪中でもクレーンを用いた作業を行うことができる。洋上風力発電設備据付作業の他、油井/ガス井のメンテナンスを支援する作業等に従事している。

(*2) Floating Production, Storage & Offloading Systemの略。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備。詳細は商船三井ホームページでの「海洋事業サービス」をご参照ください。

(*3) Floating Storage and Regasification Unitの略。浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。詳細は2016年7月22日付プレスリリース「ウルグアイLNG FSRUプロジェクト 長期定期用船契約を締結」をご参照ください。

(*4) 詳細は2014年9月3日付プレスリリース「Viken Shipping社とのパートナーシップを締結」をご参照ください。

(*5) 詳細は2016年11月24日付プレスリリース「サブシー支援船事業へ参画 ~FPSO・FSRU・シャトルタンカーに次ぐ海洋事業への展開~」をご参照ください。