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三井物産向け 新造LNG船「MARVEL PELICAN」が竣工
~ 米国・キャメロンプロジェクトからのシェールガス由来LNG輸送に従事 ~

2019年12月13日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、12月13日にLNG船「MARVEL PELICAN」(以下、「本船」)の引き渡しを受けました。

竣工に先立ち、11月19日には、川崎重工業株式会社坂出工場にて、川崎重工業株式会社(社長:金花 芳則、本社:東京都港区)が命名式を執り行い、多数の関係者の出席の下、三井物産株式会社(社長:安永 竜夫、本社:東京都千代田区、以下「三井物産」)の藤原 弘達代表取締役専務執行役員により「MARVEL PELICAN」と命名されました。

本船は、2014年9月及び2015年1月に三井物産と定期用船契約を締結した新造LNG船3隻(註1)のうちの第三船であり、同社が出資する米国ルイジアナ州のキャメロンLNGプロジェクトからのLNG輸送に主に従事する予定です。

また本船は、DFDE推進システム(2元燃料ディーゼル電気推進システム/Dual Fuel Diesel Electric Propulsion Plant System)(註2)を推進機関として採用しており、従来の蒸気タービンプラントと比較して熱効率が良く、経済的にも環境的にも優れた設計となっております。

商船三井は、三井物産とのさらなる関係の深化・発展を図るとともに、世界最大級のLNG船保有・管理会社としてこれまでに培ってきた経験、ノウハウ、ネットワークを活かし、今後もお客様のLNG調達ニーズを的確にとらえ、安全且つ高品質のLNG輸送サービスの提供に積極的に取り組んでいきます。

命名式の様子

(註1)
詳細は以下プレスリリースをご参照ください。
2014年9月29日付プレスリリース「三井物産向け新造LNG船2隻の定期傭船契約を締結~ 米国・キャメロンプロジェクトからのシェールガス由来LNG輸送に従事 ~
2015年1月29日付プレスリリース「三井物産と新造LNG船1隻の定期傭船契約を締結~ 米国・キャメロンプロジェクトからのシェールガス由来LNG輸送に従事 ~

(註2)
DFDEシステムでは、重油だけでなく、性状の異なる天然ガスも燃料として利用できる。LNGから気化した天然ガスを、効果的に活用できるシステム。