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住友共同電力向け石炭専用船 “ISHIZUCHI Ⅱ(いしづち Ⅱ)”が竣工

2020年05月27日

株式会社商船三井(社長:池田 潤一郎、本社:東京都港区、以下「当社」)が運航する住友共同電力株式会社(社長:丹 一志、本社:愛媛県新居浜市、以下「住友共同電力」)向け石炭専用船“ISHIZUCHI Ⅱ”(いしづち Ⅱ、以下「本船」)が5月22日に株式会社名村造船所(社長:名村 建介、本社:大阪府大阪市、以下「名村造船所」)伊万里事業所にて竣工致しました。

本船は、2006年の竣工以来約14年にわたり住友共同電力向けの石炭輸送に従事した”ISHIZUCHI(いしづち)”の後継船として、四国地方を代表する石鎚(いしづち)山由来の船名を継承し、引き続き同社向け石炭輸送の中軸を担って参ります。

本船は全幅を広げ喫水を浅くすることで水深の浅い港での積高最大化を追求した幅広浅喫水船型を採用しております。加えて、プロペラ前方の水流を整流する固定フィン、プロペラのハブ渦により失われるエネルギーを回収する省エネ型プロペラキャップ、海水摩擦抵抗低減型船底防汚塗料、さらには船体抵抗を低減するバルブレス型船首などを装備することで、推進性能を向上させると共に燃料消費量の低減を図り、高い環境性及び経済性を実現しております。また、本船はその船型に揚地・新居浜港の特性等を考慮し、各種安全仕様を追加した最新鋭船です。

当社は、今後とも、資源・エネルギーの安定・安全輸送に積極的に取り組んで参ります。

【“ISHIZUCHIⅡ(いしづち Ⅱ)”概要】
全長:229.0m
全幅:38.0m
型深:19.1m
載貨重量:84,927トン

竣工した “ISHIZUCHIⅡ(いしづち Ⅱ)”
命名竣工式での様子