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入社式社長挨拶
~安全運航を通じた安定輸送継続を目指して~

2020年10月07日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は、10月1日付で、17名の新入社員(海上新卒採用10名、陸上キャリア採用3名、限定CD級4名)を迎えました。10月1日に実施した入社式における社長 池田潤一郎の挨拶を以下の通りお知らせします。

尚、4月の入社式同様新入社員を含めた役職員の感染防止のため、出席者同士が一定の距離を確保できるよう複数の会議室に分けた上で、モニターで映像と音声をつなぐ形で実施しました。


皆さん、入社おめでとう。商船三井に入社してくれたこと社員一同大変喜んでおり、歓迎する。是非がんばってほしい。このようなコロナウイルスの環境下のなか残念ながら入社式を対面で行えないところに環境の変化を感じる。

  • (1) 安全意識の醸成
    WAKASHIOの件は社会的に影響の大きい重大な事故であり、皆さんには不安をかけたと思うが、商船三井は傭船者として真摯に向き合い、モーリシャスに対する社会貢献・環境保全の面から様々な取り組みを発表した。それらの取り組みは「大きな決断をした」とお客様から一定の評価を頂いており、皆さんも今日から商船三井の一員になることに対して誇りをもって頑張ってもらいたいと思う。この件をトリガーとして更なる安全文化の推進を図り、安全運航を社会的使命かつ最重要課題とし、「世界最高水準の安全運航」を目指していく。船上での安全、ということだけではなく自分や周囲の人たちの安全を守りながら、海上・陸上一体となった安全文化の醸成に尽力してほしい。
  • (2) MOL CHART
    当社グループ社員が永続的に継承していく価値観として「MOL CHART」(註1)を制定した。当社の未来を担う人材像はこの「MOL CHART」に凝縮されている。皆さんには、今後の会社生活でCHARTの意味をしっかりと味わい、自分にとっての意味も見つけていってほしい。

最後に、コロナウイルスの拡大によって大きく環境が変化し、行動がままならない状況が世界中で続いているが、人々の営みも続く限りエネルギーや生活用品は必要不可欠である。そしてその安定供給を担うのが海運であり、商船三井は世界の幸福、つまり、世界の人々がしっかりと生きるということに対し、今も海上で業務を行っている船員をはじめ全員が重要な役割を担っていることを忘れてはならない。そのことを改めて認識し、一緒に頑張っていきましょう。

入社式の様子

(註1) 詳細は2015年4月1日付プレスリリース「「MOL CHART」を制定~商船三井グループの更なる成長のために~」をご参照ください。