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ノルウェー Larvik Shipping社へ出資、液化CO2海上輸送事業へ参画

2021年03月19日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「当社」)は、液化CO2船を船舶管理しているラルビック・シッピング社(Larvik Shipping AS、本社:ノルウェー、以下「LS」社)に出資し、液化CO2海上輸送事業へ参画します。

液化CO2海上輸送はCCUS(Carbon dioxide Capture Utilisation and Storage)バリューチェーンの中で回収地と貯留地、もしくは回収地と有効利用地を効率的に結ぶ手段の一つとして重要な役割を担います。 CCUSはCO2を回収し貯留、もしくは有効に利用する技術として、低炭素社会を実現する手法の一つとして注目されています。国際エネルギー機関(IEA)のレポートに拠れば、CCUSは2070年迄の累計CO2削減量の15%を担い、カーボンニュートラル達成時に約69億トン/年の削減貢献が期待されています。

LS社は30年以上、欧州で就航する産業向け液化CO2専用船を管理し、液化CO2の安全輸送と荷役ノウハウの実績を持つ企業です。当社はCCUSの普及に伴い今後も増加が見込まれる液化CO2海上輸送事業にいち早く参画し、当社がこれ迄培ってきた安全運航の知見と技術力をLS社のノウハウや実績と合わせ、液化CO2海上輸送事業の更なる発展に貢献します。また、船型大型化の検討にも取り組むと共に、CCUS事業バリューチェーンの上流・下流への事業拡大を目指します。

当社は、経営計画ローリングプラン2020で掲げる「環境戦略の推進とエミッションフリー事業のコア事業化」の推進・育成に今後も注力し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

【LS社概要】
社名:Larvik Shipping AS
設立:1988年
代表者:John Espen Tollevik
所在地:ノルウェー、ラルビック (ノルウェー法人)
事業内容:液化CO2船及び多目的貨物船、乾貨船の船舶管理業