豪州グリーンアンモニア事業サプライチェーン構築の共同検討に関する覚書を締結

2021年08月11日

株式会社商船三井（社長：橋本剛、本社：東京都港区、以下「当社」）は、豪州の大手エネルギー企業であるオリジン・エナジー（Origin Energy 、本社：オーストラリア シドニー、以下「オリジン」）と再生可能エネルギー由来のアンモニア（以下、グリーンアンモニア）のサプライチェーン構築について共同検討を行う為の覚書を締結しました。

オリジンは、2026年の輸出開始を目指しているタスマニア州ベルベイにおけるグリーンアンモニア輸出プロジェクトを含め、複数のグリーンアンモニア・水素のプロジェクトを検討しています。当社とオリジンは、2021年12月までを目途として、グリーンアンモニアの海上輸送手段や、日本やアジアにおける需要について調査を行い、サプライチェーン構築における課題を共同で検討していきます。

アンモニアは燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして、また水素輸送手段としての「水素キャリア」として、日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けての有望なエネルギーとして注目されています。再生可能エネルギーを利用し、製造時に二酸化炭素を排出しないグリーンアンモニアの利用は、サプライチェーンにおける二酸化炭素排出の低減に寄与します。

当社は「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」（註1）において、2050年までにグループ全体でのネットゼロ・エミッション達成を掲げました。当社運航船の温室効果ガス排出削減のみならず、よりクリーンなエネルギーのサプライチェーン構築に積極的に参画することにより、社会の温室効果ガス排出削減ならびに低炭素社会の実現にも貢献していきます。（図1）

(註1) 商船三井グループ環境ビジョン 2.1
https://mol.disclosure.site/ja/themes/101

(図1)