トップページ > プレスリリース 2021年 > 重大海難事故を想定した緊急対応訓練を実施 ~原油タンカーの米国領海内における座礁事故を想定~

重大海難事故を想定した緊急対応訓練を実施
~原油タンカーの米国領海内における座礁事故を想定~

2021年10月18日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、重大海難事故に備えた緊急対応体制の確認を目的として、商船三井が所有する原油タンカーでの海難事故を想定し、緊急対応訓練を実施しました。

これまで本訓練は対面で行っていましたが、在宅勤務が増えた現状を踏まえ、訓練内の社内会議や模擬記者会見にオンラインツールを活用し、関係各所との連携と情報共有が円滑に実践できるかを確認しました。

本訓練の概要

  • 実施日:2021年10月15日(金)
  • 目的:
    • 訓練を通じて重大海難事故を疑似体験することで商船三井全体の安全意識を高める。
    • 重大な海難事故が発生した場合に必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
    • 訓練で培ったノウハウや新たに見つかった課題などを共有、改善することにより、商船三井全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく。
  • 事故想定:
    商船三井が所有する原油タンカーが、日本に向けて米国テキサス州コパスクリスティ港で原油を積載した後、コパスクリスティ湾内航路にて座礁。メキシコ湾とコパスクリスティ湾の出入口航路を封鎖し他船の出入湾を妨げている想定。
  • 訓練内容:
    当該事故発生の連絡を受けた商船三井は、本社内に重大海難対策本部を立ち上げたという想定。オンラインツールを用いた会議とし、事故発生から記者会見に至るまでの過程を訓練することで、緊急時に行うべき報告・連絡等のプロセスを再確認し、関係各所との連携と情報共有が円滑に実践できるかを確認した。また、重大海難対策本部では、収集した情報をもとに船主、運航者として取るべき対応について協議し、緊急対応体制を確認の上、オンラインでの模擬記者会見を実施した。

今後の取り組み

訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有することにより、グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備し、世界最高水準の安全運航を実現する。

オンライン模擬記者会見の様子