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ウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載
石炭輸送船「松風丸」がオーストラリアに初入港

2022年10月25日

株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、10月7日に竣工したウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載石炭輸送船「松風丸(しょうふうまる)」(註1)がオーストラリアのニューキャッスルに初入港したことに伴い、10月24日に現地で式典を行いました。

ニューキャッスルに入港する松風丸

オーストラリア政府は、2050年までにネットゼロ・エミッションを実現する政策を掲げています。世界最大の石炭輸出港であるニューキャッスルの地元港湾関係者の間では、生活基盤を支えるエネルギー資源の輸送に従事しながら脱炭素に貢献する「松風丸」への期待と関心が高く、オーストラリアと日本の多くの関係者(註2)に温かく迎え入れられての初荷役となりました。

松風丸と入港式典に参加した関係者

当社は今後も、オーストラリアのエネルギー産業、港湾各社とともに協業の上、安定的な燃料輸送と環境負荷低減の両立に向けて取り組んでまいります。

(註1) 本船の竣工と概要については、2022年10月7日付プレスリリース「世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載石炭輸送船を「松風丸」の竣工について」をご参照。

(註2) ニューキャッスル港湾設備を保有するポート・オブ・ニューキャッスル、同港の船舶運航を監督するニューサウスウェールズ・ポート・オーソリティ、石炭輸出ターミナルを運営するポート・ワラタ・コールサービス、ニューキャッスル・コール・インフラストラクチャー・グループ、その他石炭サプライヤーなど。

【商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」と「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。