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海洋浮遊ゴミ自動回収装置を広島市営桟橋に設置
~海洋環境保全・地域社会の発展に貢献~

2022年10月28日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)のグループ会社で、曳船事業などに取り組む日本栄船株式会社(社長:西尾哲郎、本社:神戸市中央区、以下「日本栄船」)は、広島市の協力の下、日本栄船のタグボート基地として使用している広島港の広島市営桟橋に、海洋浮遊ゴミ自動回収装置「Seabin(シービン)」(註1)を10月21日に設置しました。

Seabinは、港湾やマリーナなど穏やかな環境の水域に設置できるゴミ回収装置で、2mm超のマイクロプラスチックの回収も可能です。水面に浮遊するゴミを周囲の水とともに吸い込む形で回収し、実際に設置してから2.5日で合計23kgを回収できました。
日本栄船は、Seabinの設置に加えて、Seabinで回収をした海洋ゴミを毎日引き揚げ分別することで、広島港の海洋環境保全に貢献します。
なお、回収したゴミは、産業廃棄物処理法に従って適切に処理されます。

当社グループは、「商船三井グループ環境ビジョン2.1」において、海洋環境保全を重要課題と位置づけ、海洋マイクロプラスチック回収装置の開発、海岸清掃活動や海洋保全の啓発活動など様々な取り組みを行っています。今後もグループ一丸となり海洋環境保全活動に積極的に取り組むと共に、地域社会の持続的な発展に貢献します。

(註1)「 Seabin(シービン)」について
株式会社平泉洋行(社長:戸張 傳二郎、本社:東京都台東区)が販売を行う、潮流に浮遊するゴミを毎時25,000ℓ吸収可能な水中ウォーターポンプによって海洋ゴミを回収する装置。
詳細は以下ウェブサイトをご参照ください。
Seabin(シービン)-海洋プラスチックゴミ回収装置|平泉洋行

<広島市営桟橋に設置されたSeabin>
<ゴミ収集の仕組み>
※引用元 株式会社 平泉洋行

【商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」と「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。