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衛星通信サービスStarlinkの外航船上トライアル利用を決定
~更なる安全運航と乗組員のウェルビーイング向上を目指す~

2022年12月12日

株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、Space Exploration Technologies Corp.(Space X) およびMarlink AS(President Maritime:Tore Morten Olsen、本社:ノルウェー、以下「Marlink」、読み:マーリンク)が提供する衛星通信サービスStarlink(読み:スターリンク)を当社運航船でトライアル利用する覚書をMarlink ASと締結しました。

Starlinkは、低軌道の人工衛星を使用した、低遅延かつ高速伝送が可能なSpace Xが提供する衛星通信サービスで、Marlinkが海事向けサービスの提供を行う予定です。現在陸上向けに提供されているサービスが海上向けに開始された際には、船・陸間でデータをリアルタイムに共有できることによる安全運航の高度化と、また、船員の船上での生活においても高速通信による交信・交流が可能になることで、船員のウェルビーイングの飛躍的な向上が期待できます。今回のトライアルでその効果を検証し、より良い海運の未来に向け、新たな可能性と課題を確認する予定です。

当社は、通信環境が陸上と比較し著しく劣る海上に対して、低遅延かつ高速伝送が可能な衛星通信サービスを活用することにより、海上のデジタル・トランスフォーメーションを更に推し進めます。

【商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。