2023年05月31日
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、エネルギー分野において脱炭素技術を持つスタートアップ企業への投資を目的とした新会社「MOL Switch LLC」(当社100%間接出資米国法人、読み:エム・オー・エル・スウィッチ、以下「MOL Switch」)を設立しました。今後3年間で総額1億ドルの投資を行います。
「MOL Switch」は、エネルギー問題の解決や当社グループおよび社会の脱炭素に資する技術やビジネスを開発するスタートアップ企業への投資を通じ、イノベーションへのアクセス、新たなネットワークの構築、事業機会の探索、人的資本の拡充を目指します。次世代クリーンエネルギー関連技術、炭素除去技術、蓄電池などのClimate Tech(註)分野に重点的に投資していきます。
当社は経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付け、「商船三井グループ環境ビジョン2.2」において2050年までにグループ全体でのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。MOL Switchが行う投資活動によって、スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと当社がもつリソースを掛け合わせ新たな付加価値を創造し、当社グループのみならず社会全体の脱炭素の実現を目指します。
「MOL Switch」会社概要
会社名 | MOL Switch(読み:エム・オー・エル・スウィッチ) |
所在地 | 米国カリフォルニア州(2023年8月頃に新事務所開設予定) |
代表者 | 一田 朋聡 |
設立時期 | 2023年5月 |
事業内容 | VCファンドおよびスタートアップ企業への投資 |
投資枠 | 総額1億ドル(3年間の投資期間を想定) |
株主 | MOL (Americas) Holdings, Inc. 100%出資(当社100%間接出資) |
お問い合わせ先 | E-mail: molswitch@molgroup.com |
(註) Climate Techとは、温室効果ガス排出量削減や気候変動対策を目的とする技術を指す。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。