トップページ > プレスリリース 2025年 > ベトナムでの賃貸工場開発事業にアジア大手総合不動産会社CapitaLandグループと共同参画 ~東南アジア地域での「ロジ・インフラ」事業のさらなる展開を加速~

ベトナムでの賃貸工場開発事業にアジア大手総合不動産会社CapitaLandグループと共同参画
~東南アジア地域での「ロジ・インフラ」事業のさらなる展開を加速~

2025年09月18日

株式会社商船三井の準本社であるMOL(Asia Oceania)Pte. Ltd.(マネージングダイレクター:熊 桜、本社:シンガポール)は、アジア屈指の大手総合不動産デベロッパーCapitaLandグループの中核企業であるCapitaLand Investment Limited(本社:シンガポール)が主導、2024年11月に参画済みのCapitaLand SEA Logistics Fund(註1)での2号案件として、ベトナム北部・クアンニン省にて複数事業者向け賃貸工場 “CapitaLand’s Ready-Built Factory at Song Khoai Industrial Park”(以下「本物件」)開発に参画しました。9月16日に本物件の起工式が、関係パートナー企業・自治体関係者の立ち合いの下、執り行われました。

(ベトナム・クアンニン省で実施の本物件起工式の様子)

本物件は、近年著しい経済発展を遂げているクアンニン省の Amata Song Khoai (アマタシティ・ハロン)工業団地内に位置しています。現代的かつ機能的な工場設備を複数の事業者向けに提供することで、進出検討企業の初期投資負担を軽減し、早期かつ円滑な事業運営開始を可能にします。また、ハイフォン港や近隣市街地への優れたアクセスにより、進出企業に対して安定的な人材確保や効率的なサプライチェーン構築を可能とし、事業運営の安定性と将来的な拡張性を後押しします。

(本物件完成予想図)

(本物件概要)

所在地 ベトナム北部クアンニン省 Amata Song Khoai(アマタシティ・ハロン)工業団地内
(Street No. 6, Song Khoai Industrial Park, Hiep Hoa Ward, Quang Ninh, Vietnam)
構造 賃貸用工場 3 ブロック 合計8区画
規模 敷地面積:約6.4万m2 / 貸床面積:約4.1万m2
総開発費 約31.2百万シンガポールドル(約36億円)
竣工時期 フェーズ 1(ブロック3):2026年初頭
フェーズ 2(ブロック1 & 2):2027年1月
問い合わせ先 本物件・テナント利用に関する詳細はCapitaLand 社HPをご参照下さい:
High-Specifications Semi-Detached Ready-Built Factory in Quang Ninh, Vietnam | CLI

商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」において、安定収益型事業をより高め、海運不況時でも黒字を確保する事業ポートフォリオ変革を進めており、本事業は「ロジ・インフラ」事業(註2)の成長などを柱とするロジスティクス事業拡充の取り組みの一つです。また同経営計画ではグローバルな事業体制推進への移行のために、地域戦略を推進しており、本件は東南アジア・大洋州地域組織主導での事業投資案件となります。

(註1)2024年11月5日付当社プレスリリース:東南アジア域での「ロジ・インフラ」共同開発・投資事業へ参画 ~当社重点エリアにおいて最新型自動化倉庫を中心とした事業展開を加速~ | 商船三井
(註2)ロジスティクス事業の中核をなす海上・航空貨物を取り扱うフォワーディングの業態ではなく、倉庫などの物流設備を所有し荷主・フォワーダーなどに賃貸する業態を指すもの。


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」にあたる取り組みです。