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<India Energy Week 2026> インド国営石油天然ガス公社ONGC向け液化エタン船2隻の長期用船契約を締結
~世界最大の液化エタン船隊構築へ~

2026年01月28日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、インド国営石油天然ガス公社Oil and Natural Gas Corporation Limited(以下「ONGC社」)と合弁会社を2社設立し、同合弁会社2社(註1)とONGC社の間で新造液化エタン専用輸送船(以下「VLEC」)2隻(以下「本船」)について、15年の長期用船契約を「India Energy Week 2026」にて締結しました。
本船は、エタンを燃料とする2元燃料焚き主機関を搭載した最新鋭の10万立方メートル型のVLECで、SAMSUNG HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.(三星重工業巨済造船所、本社:韓国)にて建造予定です。2028年末以降に竣工し、米国からインドへの液化エタン輸送に従事する予定です(註2)。
今回の契約により、当社のVLEC船隊規模は世界最大の16隻へと拡大します。

用船契約締結式
造船契約締結式

当社は、2016年に世界初のVLECオペレーターとしてエタン輸送事業を開始して以来、VLEC管理・運航のリーディングカンパニーとして着実に液化エタン輸送の実績を積み重ねてきました。当社のVLECを含む液化ガス船の実績と、今回の合弁会社設立場所であるインド経済特区での事業経験が評価され、この度の長期用船契約締結に至りました。

当社はグループ経営計画「BLUE ACTION 2035」において地域戦略を柱の一つに掲げており、アジアを高い経済成長を見込む地域として位置付けております。特に経済発展が著しいインドでは、かねてより事業展開に積極的に取り組んでおり、本件を含むエネルギー事業の拡大、ONGCとのパートナーシップの更なる強化を通じて、現在急増しており今後も拡大が見込まれるガスをはじめとするエネルギー需要を支える輸送・物流インフラの一翼を担い、安定供給に寄与してまいります。

当社グループは、安定収益型事業の比重をより高め、海運不況時でも黒字を確保する事業ポートフォリオ変革を進めており、世界一の規模を誇るLNG・VLEC船隊および長期用船契約の拡大はその取り組みの一環です。
これまでに培ってきた経験およびノウハウを生かし、グローバルな社会インフラ企業へと飛躍し、青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらき、全てのステークホルダーに新たな価値を届けます。

(註1) 当社とONGC社は、インドの経済特区であるGujarat International Finance Tec-City内の国際金融サービスセンターに、以下の合弁会社2社を設立しました。

<合弁会社の概要>

会社名 Bharat Ethane One IFSC Private Limited
Bharat Ethane Two IFSC Private Limited
所在地 インド・グジャラート州 Gujarat International Finance Tec-City
出資比率 当社 50%、ONGC社 50%
船籍 インド
保有船舶 各社VLEC1隻(計2隻保有)

(註2) 輸送される液化エタンは、ONGCの子会社であるONGC Petro additions Limitedがインド、グジャラート州ダヘジで運営する石油化学プラント向けの原料として供給される予定です。

【本船概要】

主要寸法 全長230m、船幅36.6m、満載時喫水11.9m
貨物艙・容量 GTT Mark IIIメンブレン、100,000m3

【ONGC社の概要】

社名 Oil and Natural Corporation Limited
代表者 会長兼CEO Arun Kumar Singh
会社説明 1956年に設立されたインド最大級の国営石油天然ガス企業。インド政府から最も高い経営自律権を与えられた「マハラトナ(Maharatna)」称号を持つ極めて重要な公的企業であり、同国のエネルギー安全保障を担う中核的存在で、インドの石油天然ガス国内生産のおよそ71%に貢献しています。子会社を通じた石油精製や石油化学、さらには世界15カ国以上でのエネルギー探査・生産事業など、上流(探査・開発)から下流(精製・販売)までを網羅する垂直統合型の事業展開を行っています。今回のVLECプロジェクトの原料供給先となるONGC Petro additions Limitedを傘下に持つなど、インドの石油化学産業の発展も牽引しています。