2026年10月30日
株式会社商船三井(社長:田村 城太郎、本社:東京都港区、以下「当社」)は、ベルギーの海運グループCMB.TECH NV(以下「CMB.TECH」、註1)と共同で整備を進めている世界初のアンモニア燃料ケープサイズバルカー3隻の共同命名式を、10月29日に中国船舶集団の青島北海造船所にて開催しました。本船は、世界初となるアンモニア燃料ケープサイズバルカーです。2027年初頭より順次竣工後、当社とCMB.TECHによる共同保有のもと、当社が定期用船および運航を予定しております。

本式典にはCMB.TECH CEO Alexander Saverys(読み:アレクサンダー・サヴェリス)、当社常務執行役員 髙橋 和弘が出席し、多数の関係者が見守る中、3隻はそれぞれ「RURI MIRAI」(読み:ルリ ミライ)、「RURI SEKAI」(読み:ルリ セカイ)、「RURI HIKARI」(読み:ルリ ヒカリ)と命名されました(註2)。
当社は本船の共同船主および用船者として、社内外のステークホルダーと連携しながら、安全なオペレーション手順の策定をはじめ、多岐にわたる安全対策の検討・整備を進めており、本船は、当社として初となるネットゼロ・エミッション外航船として運航を開始する予定です。
アンモニアは、燃焼時にCO2を排出しないことから、海運業界の脱炭素化を支える次世代燃料の一つとして注目されています。本船はアンモニアを燃料として使用できる仕様であり、ネットゼロ・エミッション達成に向けた重要なマイルストーンとなります。
当社グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付け、「商船三井グループ 環境ビジョン~BLUE ACTION 2035 Phase 2~」において、2020年代中のネットゼロ・エミッション外航船の運航開始、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指しています。高品質かつ安全なアンモニア燃料船による輸送サービスを通じて、アンモニア燃料船の社会実装を促進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
【本船概要】
| 載貨重量トン数 | 約209,800トン |
|---|---|
| 全長 | 299.95m |
| 全幅 | 50.0m |
| 竣工予定 | 2027年初頭より順次 |
| アンモニア燃料タンク容量 | 3,000m3×2基 |
(註1) ベルギー(アントワープ)に本社を置く、上場総合海運グループ。ドライバルク船、原油タンカー、ケミカルタンカー、コンテナ船、オフショアエネルギー関連船等、約230隻の船隊を保有・運航するほか、自社または第三者を通じて水素およびアンモニア燃料の供給も行います。欧州、アジア、アフリカに拠点を有し、ユーロネクスト・ブリュッセルおよびニューヨーク証券取引所に「CMBT」、ユーロネクスト・オスロ証券取引所に「CMBTO」の銘柄コードで上場。詳しくはCMB.TECHのウェブサイト(CMB.TECH website)をご参照ください。
(註2) 3隻の船名に共通する「RURI(瑠璃)」は、環境負荷の低い本船の運航と次世代燃料の活用を通じて、瑠璃色に輝く美しい惑星である地球を守り続けたいという願いを込めています。また、「MIRAI(未来)」、「SEKAI(世界)」、「HIKARI(光)」は、持続可能な海運の未来を世界初のアンモニア燃料ケープサイズバルカーとして切り拓き、グローバルな脱炭素化社会の実現に向けた希望の光となるよう名付けられました。
商船三井グループのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、サステナビリティ課題の中でも特に「環境」にあたる取り組みです。



