2025年01月10日
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は1月10日、当社100%出資子会社が発注し、TotalEnergies(以下「TOTAL」)の子会社であるTotalEnergies Gas & Power Limited(以下「TGPL」)向け定期貸船契約に投入予定の新造LNG船命名式をHanwha Ocean Co., Ltd.(本社:韓国)のコジェ造船所にて行いました。
式典には、TOTALのガス・再生可能エネルギー・電力部門の副社長であるCarolina PRETZEL氏をはじめ、多数の関係者が出席し、本船は「MOL AZURE」(読み: エムオーエル・アズール、以下「本船」)と命名されました。本船は1月14日の竣工後、LNG船としては2隻目のTGPLとの定期用船契約に基づき(註1)、最初の積み地であるアメリカに向けて航行を開始します。
本船は、当社名「MOL」を冠することで、当社グループLNG船隊の中核を担う船であることを明示しています。また、船名の「AZURE」は、イタリア語で青を意味し、「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」という当社企業理念を示すものとしています。
本船は、燃料消費効率を改善した最新型のMAN Energy Solutions社製エンジンを搭載しており、従来のLNG船と比べ環境に配慮した仕様を採用しています。
当社は、TOTALとのさらなる関係の深化・発展を図るとともに、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」に則り環境対応に取り組み、LNG輸送のリーディングカンパニーとして引き続き安全且つ高品質のサービスの提供に積極的に取り組んでいきます。
【「MOL AZURE」要目】
主要寸法 | 全長 294.9m、船幅 46.4m |
船型 | 174,000m3 メンブレン型 |
搭載主機 | ME-GA |
造船所 | Hanwha Ocean Co., Ltd. |
船舶管理会社 | MOL LNG Ship Management Pte. Ltd.(当社100%子会社) |
(註1) 2022年10月20日付プレスリリース「TotalEnergies向け新造LNG船の定期用船契約を締結」をご参照ください。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。