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ベトナム船員の配乗を開始 船隊拡大に伴う船員需要に先手

2006年03月16日

当社は、ベトナムを、当社の船員供給ソースの一翼を担う重要拠点と位置付け、このたび当社船に乗組む同国船員の確保・育成に着手することを決定し、3月上旬に配乗を開始しました。

当社は、2007年3月期までの3ヵ年中期経営計画「MOL STEP」を、昨年5月「MOL STEP Review」として見直し、より積極的な船隊整備を実施、運航隻数を2009年度末までに663隻から900隻へと拡大するべく取り組んでいます。同時に、船隊拡大に伴う船員需要に対応するため、世界各地で自営の船員配乗管理会社および船員訓練施設を運営し、当社船を運航する良質な船員の確保・育成に努めています。

ベトナム船員は、勤勉、高い学力などの国民性に加え、ドイモイ以降の改革・開放から国際性をも備えています。当社は、ベトナムが将来的にも当社船隊の乗組員ソースとして重要な供給国になると判断しました。また、ベトナム政府が取り組んでいる、雇用の創出および船員教育と、将来の海事産業振興に必要な海上技術者を育成にも、積極的に協力していきます。

同国に於ける当社の船員確保・育成のための取り組みは以下の通りです。

1)ベトナム船員の配乗拡大
当社日本籍船1隻に配乗開始した。今後、日本籍船を中心に、その配乗隻数を拡大予定。

2)日本政府の開発途上国船員養成事業への協力(ODA研修生の受け入れ)
ベトナム政府の要請に応えて、数年間途絶えていた同国研修生の受け入れが、次期(06年10月開講)ODA研修から再開されるに際し、乗船実習を当社が担当。

3)ベトナム商船大学学生の乗船研修実施
ベトナム海事大学及び、ホーチミン交通運輸大学の学生に対し、当社運航船における実践教育訓練を開始予定。

4)国立船員研修施設開設への技術協力
ベトナム政府運輸省海事局が開設を計画している国立船員研修施設(ハイフォン)に、当社からの技術協力について検討、協議中。

以上