入社式社長挨拶

2006年04月03日

当社は、4月1日付で陸上社員(総合職)25名、海上社員2名の新入社員を迎えました。入社式における社長 芦田昭充の挨拶をご参考に供します。


本日より、商船三井の仲間に加わった新人諸君に一言お祝いを申し上げます。

私の方から皆さんに贈りたい言葉として、「一波は動かす、四海の波」という言葉があります。一波というのは一つの小さな波、四海というのは四つの海です。昔は、海は四つだと言われていたので四海、今、我々は七つの海と言っているので、これは「一波を動かす七海の波」と言い換える必要があります。皆さんという一人一人の小さな波が、世界の波を動かすことができる、ということです。皆さんは、決して大きな組織の歯車ではなく、世界を動かすことができます。

同じような表現で、今早稲田大学教授の北川先生が、三重県の知事の時代に言われた「北京の蝶」という言葉があります。北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークでハリケーンが起きるという意味です。今の世界、インターネットその他いろいろな形を通じて、世界は繋がっています。小さな羽ばたきであっても、地球の裏側に近いニューヨークでハリケーンを起こすことができる、つまり世界を動かすことができる、ということを言っています。

皆さん、入社して数年経つと、そういう力が出てきます。是非、そのようなチャンスが来たときには、北京の蝶ではなく、虎ノ門の蝶になって、世界に影響を及ぼしてください。

以上