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タイ、ラムチャバン港TIPSコンテナターミナル大型ガントリークレーンを2基導入

2006年08月10日

株式会社商船三井(本社:東京都港区、社長:芦田昭充)と日本郵船株式会社(本社:東京都千代田区、社長:宮原耕治)との関連会社TIPS(ティップス)社はこのほど、タイ、ラムチャバン港のTIPSコンテナターミナルにて、新たに大型ガントリークレーン2基を導入し、7月30日からオペレーションを開始いたしました。

同社は大型クレーンの導入により6,000TEU(注1)級大型コンテナ船の荷役に対応すると共に、コンテナを揚げ積みする荷役速度の向上により、既存の寄港船についても、より効率的な荷役サービスを提供致します。

タイ、ラムチャバン港は、2005年度実績で年間約380万TEUの取扱高を誇る世界第20位の港で、同社も1992年開業当時の取扱高 約16,000TEUから2005年には約794,000TEU(注2)へと飛躍的に取扱高を伸ばしております。

TIPS社は、今後も成長が見込まれるタイ、ラムチャバン港において、より効率的なオペレーションによる、質の高いサービスの提供に取り組んでまいります。

TIPSコンテナターミナル概要
岸壁長 300メートル
水深 14.0メートル
ガントリークレーン 5基(17列対応/ツインスプレッダー(注3)2基)新設分
(13列対応/ツインスプレッダー3基)
ヤード面積 105,000平方メートル
蔵置可能本数(1段積み) 7,250TEU
新設ガントリークレーン概要
アウトリーチ
(岸壁から海側への最大到達距離)
48メートル(コンテナ17列対応/ツインスプレッダー)
定格荷重 50トン
製造者 シャンハイ・ゼンファー・ポート・マシ-ナリー社
Shanghai Zhenhua Port Machinery Co., Ltd.(ZPMC社)

注1:TEU(Twenty feet Equivalent Unit)
長さ20フィートの海上輸送コンテナを1単位とした換算個数。コンテナ積載能力や輸送実績などを示す際に用いられる。

注2:Outsource(外部委託)の取扱高を含む。

注3:ツインスプレッダー
同時に20フィートコンテナを2個掴むことができる装備