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原油タンカー"BRIGHT ARTEMIS"海難事故の件(No.6)

2006年09月19日

当社は9月12日、タンカー接触事故による流出油の状況を追跡監視する航空調査を実施しました。搭乗して観察した油防除専門家からは「GREAT NICOBAR島(*)から南方30マイル(55km)以上離れた公海上に、BRIGHT ARTEMISから流出したと思われるごく薄い油が観られたが、気象・海象・海流から判断して、どの沿岸にも接近することなく 間もなく消滅する」との報告を受けました。

さらに、ほぼ同時刻に同海域を撮影した衛星写真を独立行政法人 海上災害防止センターおよび株式会社 地球科学総合研究所が分析したところ、油膜は捕捉されなかったとの結果が出ました。

これらを踏まえて当社は9月14日、インド沿岸警備隊へ「当社としての監視と油防除対応を終了したい」と伝え、同意を得ました。

今回の事故にあたり、ご支援・ご協力いただいた、インド沿岸警備隊はじめ関係各位に深謝申し上げるとともに、ご心配をお掛けした方々に深くお詫びいたします。

*グレート ニコバル島――インド洋東部のニコバル諸島で最大の島