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インド船員採用及び教育訓練体制の強化

2006年09月22日

当社船員供給重要拠点であるインドにおいて、当社は9月21日Maharashtra Academy of Naval Education & Training(MANET。注1)との間で、学生の採用および当社船員の教育訓練のための「MOLトレーニングセンター」(MANET-インド)設立に関する提携協定に調印しました。

トレーニングセンター概要

名称 MOLトレーニングセンター(MANET-インド)
開設地 プネ(インド・マハラシュトラ州) MANET校内
主な研修設備 高機能操船シミュレータ(注2)、運転可能なディーゼルエンジン、冷凍機、圧縮機、溶接、旋盤
研修内容 高機能操船シミュレータや各種実機を使用し、BRM訓練・操船訓練・ディーゼル機関開放整備実務研修・溶接研修・旋盤研修・機関技能研修を行う。

【設立の背景及び目的】
当社は企業理念に安全運航の徹底と海洋・地球環境の保全を掲げ、日本はじめフィリピン、インド、モンテネグロ、インドネシア、ロシアにトレーニングセンターを開設し、安全運航の維持に欠かせない優秀な船員確保・育成に取り組んでいる。

インドでは自営船員配乗会社Mitsui O.S.K. Lines Maritimes(India) Private Limitedを通して、当社管理船約70隻に約500名のインド人船員を配乗している。(当社は、今後さらに配乗隻数を増やす予定)

船上での教育に加えて2001年よりインド ムンバイのInternational Maritime Training Center(IMTC)と提携し「MOLトレーニングセンター(India)」を運営し、船員の教育・訓練を実施してきた。今般のMANETでの新トレーニングセンター設立は船隊拡大に伴う船員教育需要の増加に対応し、既存の「MOLトレーニングセンター(India)」との連携によりインドでの船員採用および教育体制を一層強化する。

注1:Maharashtra Academy of Naval Education & Training (MANET)概要
海事系学校として、2001年に開設された。マハラシュトラ州プネ市(ムンバイから南東へ約200km)にあり敷地は約100エーカー(約120,000坪)。
現在の学科は機関学科(4学年、各学年120名)のみだが、航海学科についてもインド当局に開設申請中で、2007年度から学生募集を開始する見込み。

注2:操船シミュレータ
大型スクリーンを採用した「360°視界第一船橋、120°視界第二船橋」装備。
第一船橋・第二船橋による2隻の船舶同時運航や入出港操船など、より臨場感の ある実践的な訓練や船舶の復原性に関する訓練が可能。