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東京マリンの増資引き受けを決定

2006年09月28日

当社はこのほど、東京マリン株式会社(当社子会社)が9月29日に行う株主割当増資に応じることを決定しました。当社割当分約20億7000万円を引き受けます。

背景
同社は当社グループのケミカルタンカーオペレーターとして現在、約50隻を運航している。ケミカルタンカー需要は、中東地域での大型化学プラントの新規・増設稼働に伴って今後も増加傾向にあり、生物燃料・ディーゼル用も含めた植物油の輸送需要は、さらに拡大が見込まれる。
これに加え、2007年はじめより施行される国際海事機構のルール(MARPOL ANNEX II)改定によって、シングルハル船の用途制限(植物油など、一部荷物の船積禁止)による需要ひっ迫が予想される。 

増資の意図
このような状況下で、同社はシングルハル船の代替および船隊拡大のため、2004年度より船隊整備を行ってきた。2010年までの新造船(ダブルハル)竣工は25隻に達しており、資金需要は多額に上る。
今般同社より、この船隊整備資金に充当する目的で増資の申し入れがあり、当社は割当分を引き受ける。

同社の船隊整備は、当社中期経営計画"MOL STEP"の成長戦略の一つである「資源・エネルギー分野への積極的投資」に寄与します。当社はグループ会社の戦略的事業拡大を推し進めており、この方針の下で今後とも同社の成長・拡大を支援します。

(参考)東京マリン株式会社概要
本社所在地:東京都中央区日本橋1-1-1 AIG日本橋ビル8F
代表取締役社長:田中洋彦
資本金:6億1750万円(増資前)
従業員数:77名