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鉄鉱石専用船"GIANT STEP"海難事故の件(No.2)

2006年10月07日

10月6日夕刻 茨城県鹿島港沖で座洲した鉄鉱石専用船"GIANT STEP"(ジャイアント ステップ=当社運航=)の乗組員26人中、4人が海岸に漂着し、うち甲板員1名(34歳・インド人)が死亡し、3人は重軽傷を負いましたが生命に別状ありません。ブリッジにとどまっていた13人は、海上保安庁ヘリコプターによって、本日早朝までに無事救助されました。残り9名の安否を確認中です。
亀裂が生じていた船体は2つに折れたため、積荷の粉状の鉄鉱石が貨物倉から流出し、海岸線と平行に南東方向へ流れており、一部その中に作動油などと思われる油膜が認められます。現在、燃料油(約400トン)の流出有無を確認中です。

―これまでの経緯―
同船は鉄鉱石約19万トンを積んでオーストラリア・Port Walcott(ポート ウォルコット)を9月11日に出航、9月25日に鹿島港沖へ到着して投錨、岸壁への着岸を待っていました。昨日の暴風のため錨を揚げて沖合へ移動しようとしましたが、秒速30m前後の強風に流され、砂地に乗り上げました。当時、波の高さは約7-8mに達していました。
6日18時30分、当社は本社内に社長芦田昭充を本部長とする対策本部を設置し、緊急対応に当たっています。