入社式社長挨拶

2007年04月02日

当社は、4月1日付で陸上社員(総合職)21名、海上社員2名、契約社員9名の新入社員を迎えました。入社式における社長 芦田昭充の挨拶をご参考に供します。

皆さん、入社おめでとうございます。商船三井を選んだ皆さんには慧眼があると思います。海運業は成長産業であり、当社はその先駆者となる会社です。

同志社大学のある教授が、「学生から社会人になる人は、最初のスピードが大切だ」とおっしゃっていました。これは宇宙ロケットに例えると初速が大切だということです。秒速7.9km以上のスピードで上がっていかないと、成層圏に到達せず、地球の引力に呼び戻されてあっけなく墜落します。皆さんも、社会人として初速度が大切だということを銘記して下さい。

入社してしばらくの間は、大きな組織の中で自分は大して役に立たないだろうと思うかもしれません。ですが、このような言葉があります。「一波は動かす、四海の波」。一つの波は世界の波を動かす力がある、ということです。皆さんは小さな歯車ではない、世界を動かす力がある、そう信じて頑張ってください。

私も入社して数年間は戸惑いました。少しずつ仕事力をつけて、商船三井で誰もやっていないこと、日本の海運、世界の海運で誰もやっていないことをやってやろうと思い、実行できたのが、入社6,7年目だったと思います。若手、中堅、管理職、それぞれの段階で、新しいことをやってきました。皆さんも挑戦する気概を持って進んでいってください。