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19,100m³型LNG船"SUN ARROWS"と命名

2007年10月25日

本日当社は、新造LNG船の命名式を株式会社川崎造船 坂出工場に於いて執り行いました。広島ガス株式会社 深山 英樹社長が“SUN ARROWS”と命名、同ご令室 嘉代子様による支綱切断が行われました。

当社および広島ガスが50%ずつ出資する合弁会社(MAPLE LNG TRANSPORT INC.)が本船を保有し、HG LNG SHIPPING CORPORATION(広島ガス 100%出資の子会社)に長期傭船されます。積み地であるマレーシア・ビンツル港へ向けて“SUN ARROWS”は11月上旬、処女航海の途につく予定で、今後はマレーシアやサハリン(ロシア)などから、主に広島ガス向けのLNG輸送に従事します。

【“SUN ARROWS”特長】
サハリン近海での氷海航行に対応するため同船は、以下を採用しています。
可変ピッチプロペラ -- プロペラの角度を変更することで氷海域における航行性能を向上させる。
氷海ペイント -- 氷による船体へのダメージを防止。耐摩耗性が高い。

上記に加え、日本の海運会社が運航するLNG船では初めてロシア船級協会の耐氷クラスで最高位である“LU3”相当の性能を有しています。

* LU3・・・厚さ70cmのオープンパックアイス氷海域にて砕氷船の支援なしに独立航行できる船体構造を持つ

【概要】

全長 : 151.00m
全幅 : 28.00 m
喫水 : 7.60 m
LNGタンク容量 : 19,177 m³
タンクタイプ : モス型(3タンク)
船籍 : バハマ
航海速力 : 18.1 ノット

<LNG輸送における商船三井の取り組み>
世界の海上輸送のリーディングカンパニーとして、LNG輸送に積極的に取り組んでいます。現在59隻のLNGフリートを有し、2010年には80隻規模に拡大する予定です。20,000m³クラスの小型LNG船は新造船を含め3隻です。