2007年12月06日
当社は、東北電力株式会社より積荷保証契約(専航船契約)を得て、93,000トン級の大型石炭船「鳳洋」(HOUYO)を名村造船所にて建造し、12月5日に就航させました。
名村造船所と当社が電力会社向けに共同開発した「93型幅広石炭船」の第一船です。豪州・インドネシア積み石炭を主とした海外炭を、東北電力管内各発電所向けに輸送する契約で、同社には89,993重量トン幅広浅喫水石炭船として運航します。東北電力向け専航船としては、1996年竣工「妙見」、1999年竣工「艮洋」、2001年竣工「玄洋」、2003年竣工の「魁洋」に続く5隻目です。
【93型特長】
2014年頃に予定されているパナマ運河拡張後をにらんだポストパナマックス型船型として93型幅広石炭船は、世界のバルク輸送に最適な船型です。今後、名村造船所は「パワー・マックス」という名称で同型船を建造する予定です。当社では2008年の第二船以降、順次竣工していきます。
【「鳳洋」概要】
*( )内数値は、93型の一般的要目。