東日本大震災被災地の支援活動について(6)
~客船「ふじ丸」の岩手県寄港の件(2)~
2011年04月14日
当社は、今週4月11日(月)から客船「ふじ丸」を岩手県に寄港せしめ、東日本大震災で被災された皆様に食事、入浴、休息等のデイユースサービスの無償提供を行っております。
11日~12日の2日間は大船渡港にて約1,000人の大船渡市および陸前高田市の皆様、昨日(13日)の釜石港は約300人の釜石市の皆様にご利用頂きました。
11日夕方には戸田公明 大船渡市長が訪船され、市を代表してお礼の言葉を頂きました。
本日もう1日釜石港にてサービスを続けた後、本船は明日(15日)大船渡港に追加で再寄港、週末には宮古港に移ってそれぞれの地元の皆様にご利用頂きます。
「ふじ丸」スケジュール
2011年 | 4月14日(木) | 1800 釜石港発 |
4月15日(金) | 0800 大船渡港着(野々田地区埠頭) 1630 大船渡港発 |
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4月16日(土) | 0800 宮古港着(藤原地区岸壁) | |
4月17日(日) | 1800 宮古港発 | |
4月18日(月) | 1700 東京着 |
ご利用には、それぞれの各市町(釜石市・山田町・宮古市)役場への事前のお申し込みが必要です。(4月15日の大船渡港への追加寄港に際しては、事前の申し込みは不要ですので、直接本船にお越し下さい)
デイユースサービスの内容
- (1)新鮮な野菜を中心としたお食事の提供
- (2)大浴場での入浴機会提供
- (3)客室の利用(シャワーの利用が可能)
- (4)船舶公衆電話の開放、携帯充電器の提供(NTTドコモのご協力による)
- (5)映画上映
これまでご利用いただいた皆様の声を紹介します。
- 本当にありがとう! 港町だからこそ・・・の津波の被害・・・。でも、港町だからこそ頂けたステキな贈り物。一生忘れません。
- 人生58年生きてきて、今が一番人のやさしさを感じています。
- 震災以来の食器での食事は最高でした。
- スタッフの方々の対応が丁寧で本当に素晴らしい。
その他、「本当に有り難うございました」「いつかふじ丸で船旅がしたいです」などの声が多数寄せられました。
(ご参考)外航客船「ふじ丸」主要目
- 船主:日本チャータークルーズ(商船三井グループと新日本海フェリーグループの折半出資会社)
- 総トン数:23,235トン
- 全長:167m
- 全幅:24m
- 喫水:6.6m
- 船客定員(最大):600名
「ふじ丸」入港を手旗信号で歓迎する大船渡海洋少年団
「ふじ丸」で食事をする被災者の方々