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東日本大震災被災地の支援活動について(7)
~客船「ふじ丸」の岩手県寄港の件(3)~

2011年04月19日

当社が東日本大震災の被災地支援活動の一環として岩手県諸港に派遣しておりましたクルーズ客船「ふじ丸」が、全日程を終えて本日19日10時、東京港に帰着しました。

本船は、4月11日(月)~17日(日)の間、大船渡(3日間)、釜石(2日間)、宮古(2日間)に寄港し、被災された皆様に食事、入浴、休息等のデイユースサービスの無償提供を行いました。各港でのご利用者は以下の通りです。

大船渡港 1,786人
釜石港 593人
宮古港 2,072人

合計 4,451人

皆様からは、多くの喜びや感謝の言葉を頂きました。いくつかを以下紹介します。

  • 娘、孫と共に今日のことを忘れません。
  • 思いがけず、温かいお心をたくさん頂きました。本当にうれしかったです。つらくての涙がうれしくての涙にかわりました。
  • 安らぎと笑顔を心から有難う!
  • 今日は息抜きができました。明日からもがんばるぞ。
  • 夢をたくさんありがとう。又ご縁がありますよう祈ります。

本船船長の久葉誠司は「各寄港地で本船がこれまで受けてきた大歓迎へのせめてもの恩返しとの思いで、本船としての精一杯の対応に努めました。皆さんの笑顔とリラックスされた様子を拝見して、少しでもお役に立てたことをうれしく思っております。被災地の一日も早い復興がかなうことを心から願っております。これは本船乗組員皆の思いでもあります」と総括しております。

被災地の困難な状況下で、「ふじ丸」の寄港実現に向けてご尽力いただきました国土交通省、岩手県、各市町村の関係の皆様のご理解、ご協力に改めてお礼申し上げます。
当社は、引き続き商船三井グループのネットワークを活用して、被災地の復興に貢献するべく努めてまいります。

4月14日 釜石港で「ふじ丸」に乗船する被災者の方々
4月15日 「ふじ丸」大船渡港出航をお見送りして下さる被災者の方々