2012年01月27日
当社はこのたび、2012年3月末までにダブルハル(二重船殻構造)の原油タンカー5隻(VLCC 4隻、SUEZMAX 1隻)を解撤処分することを決定しました。既に2隻については解撤処分を完了しており、残り3隻についても手続きを開始している状況です。
対象となる5隻は本来中古船市場において十分に買い手がつきますが、現在の原油輸送マーケットの状況を踏まえマーケットから撤退させることが、将来の 適切なマーケットの構築に資すると当社として判断し、解撤処分することとしました。
5隻はいずれも1998年以前に竣工した原油タンカーであり、世界最大規模の船腹を擁する原油輸送オペレーターとして船隊の若返りを進め、高品質なサービス提供を実現し、中・長期的に成長が見込まれる原油輸送マーケットにおいて確固たる地位を築いていきます。
なお、解撤は、当社で定める「船舶解撤売船の環境側面におけるガイドライン」(注)を満たす解撤ヤードにて実施します。
(注)船舶解撤売船の環境側面におけるガイドライン:
当社は、解撤を前提として売船を行う際には、解撤ヤードがISO14001(もしくはそれに準じた環境マネジメント)に準拠した環境対策を実施しているか、解撤の方法・手順が環境・労働安全に十分配慮しているか等の点を確認しており、当社独自のガイドラインとして纏めています。