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フィリピンでの船員教育訓練開始から20年
~MIS 20周年記念ならびに「職員候補生プログラム」2期生卒業の式典を挙行~

2013年03月25日

当社船員訓練施設Magsaysay Institute of Shipping(*1;以下、“MIS”)は1993年の設立から20周年を迎え、上院議員Loren Legarda氏はじめ海事産業庁(MARINA)長官、当社会長 芦田昭充 他が出席してこれを祝う式典が執り行われました。


スピーチする会長 芦田昭充

併せて、国内の提携商船大学から選抜した学生を対象に実施している「職員候補生プログラム(3rd Year Program)」の第2期生のMISにおける座学課程修了を祝う式典が執り行われ、133名の卒業生が巣立っていきました。彼らは当社保有訓練船"CADET Training Vessel"や運航船での12ヶ月に亘る乗船訓練を経て、当社の船員として採用される予定です。

式典では会長 芦田昭充から卒業生へ「MISで学んだ“Can Do” の精神が将来の君たちを支えるであろう。諸君が世界最高水準の安全を達成する商船三井の活動に参加する日を待っている」と伝えました。

(参考)
当社は、より高い安全水準を支える船員の育成を目的として1993年現地パートナーと共にMISを設立しました。以来、乗組員に対する実務訓練だけでなく、学校を卒業した職員候補生への規律訓練や実務訓練を実施してきました。
2011年からは提携する商船大学の3年次になる学生の中から選抜した学生をMISに引き取り海事教育や技術指導をする「3rd Year Program」を導入しました。本プログラムはフィリピン政府の推進するAcademe-Industry Linkage Program(*2)の下、大学教育相当として認可されたプログラムです。選抜された学生は大学教育課程の後半2年間を当社教育施設ならびに運航船にて教育を受けることとなります。

*1:Magsaysay Institute of Shipping(MIS):
1993年に当社がMagsaysay Maritime Corporationと共同で設立。乗組員に対して実務訓練や規律訓練を行う。2007年からフィリピン国内の特定商船学校と提携し、補講による学生の能力向上や教員に対する技能的なサポート、海事カリキュラムの強化等を通じて、同国の海事教育体制の整備・強化に貢献している。

*2:Academe-Industry Linkage Program:
産・学の提携により、学校側は学生の質を向上させ、産業界側はより質の高い学生の雇用を図る制度。