2015年02月13日
株式会社商船三井(社長:武藤光一、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は2月11日、伊藤忠商事株式会社(社長:岡藤正広、本社:東京都港区)と共同で出資する予定の船舶保有会社を通じて、欧州ガス・電力事業最大手のE.ON SE社(本社:ドイツ・デュッセルドルフ、以下「E.ON社」)の100%出資子会社であるE.ON Global Commodities SE社(本社:ドイツ・デュッセルドルフ、以下「EGC社」)と、179,900㎥型新造LNG船最大2隻の長期定期傭船契約を締結し、同時に大宇造船海洋株式会社(本社:韓国・ソウル)と当該船の造船契約を締結しました。
同船は商船三井が船舶管理を行い、北米のシェールガス液化プラントから欧州をはじめとする世界各地へのLNG輸送に従事します。
E.ONグループは電力・ガス供給事業を核とした、欧州最大級の公益事業会社です。同グループがLNG船を長期にわたり定期傭船するのは今回が初めてとなります。そのパートナーとして当社が選ばれたのは、LNG海上輸送における豊富な経験と高い輸送品質、および競争力が評価されたものです。
商船三井は、中期経営計画「STEER FOR 2020」で掲げる「変革を通じた確かな成長」の実現に向け、世界最大級のLNG船保有・管理会社としてこれまでに培ってきた経験、ノウハウ、ネットワークを活かして、今後もお客様のLNG調達ニーズを的確に捉え、「安全」且つ「競争力」のあるLNG輸送サービスの提供に積極的に取り組んでいきます。
【定期傭船契約の概要】
船主 | : 商船三井100%出資子会社(伊藤忠商事に50%シェア譲渡予定) |
傭船者 | : EGC社 |
傭船期間 | : 2018年~(20年) |
【新造LNG船の概要】
全長 | : 297.2m |
幅 | : 46.4m |
喫水 | : 11.80m |
LNGタンク | : メンブレン方式 |
貨物タンク容量 | : 179,900m3 |
航海速力 | : 19.5ノット |
建造造船所 | : 大宇造船海洋株式会社 |
船舶管理会社 | : 商船三井 |
就航予定 | : 2018年 |