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東京大学大学院Project Based Learningへ参画
~環境規制対策の知見を活かした産学連携教育プログラムの実施~

2017年02月27日

船舶維新NEXT株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、国立大学法人東京大学(総長:五神真、本学:東京都文京区、以下「東京大学」)大学院工学系研究科専攻間横断型教育プログラム「機械システム・イノベーション」(GMSI)、最先端融合科学イノベーション教育研究コンソーシアム(CIAiS)、社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム(GSDM)の一環であるProject Based Learning(以下「PBL」)に参画し、2月10日(金)に本年度のプログラムが完了しました。

PBLとは、高い専門性に加え、課題の設定能力・解決能力を備えて幅広い分野で活躍できる人材育成を目的として、東京大学大学院が実施しているプログラムです。
当社は「外航船舶における舶用ディーゼル機関へのバイオ燃料の応用」をテーマとして提供し、学生主導で進める研究の課題設定・解決の過程において、プロジェクトマネージャーとして技術的・商業的な観点から支援を行いました。

今回の研究では様々な国籍の学生が当社テーマに参加し、厳格化しつつある環境規制への対策について、これまで蓄えてきた知見や論文による情報収集を通して、舶用業界における一般的な見解を超えた視点から評価を行いました。最終発表では、ブラジル―東アジア航路において、ブラジルで供給されるバイオ燃料を使用するという具体的な状況を想定し、従来の重油を使用した場合との比較を行うことで、バイオ燃料の舶用燃料としての実現可能性について考察しました。

商船三井は、今後も学術界との連携を深めることで、将来の産業界・学術界を担う国際競争力の高い人材の育成に貢献します。
また、「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」を推進し、環境負荷低減、安全運航に寄与する技術の開発および導入に今後も積極的に取り組み、安全、安心な輸送サービスを提供していきます。


プロジェクト打ち合わせの様子


プロジェクト発表の様子