2018年02月13日
株式会社商船三井
日本コンセプト株式会社
株式会社商船三井(本社:東京都港区、社長:池田潤一郎、以下「商船三井」)と日本コンセプト株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松元孝義、以下「日本コンセプト」)は、本日付で、資本業務提携契約(以下「本提携契約」)を締結しましたので、お知らせ致します。
1. 資本業務提携の内容
①資本業務提携の目的
商船三井の属する海運業界は、近年のエネルギー需要の構造変化、及び地産地消の流れなどにより、市況の低迷や変動、業界再編等、めまぐるしく経営環境が変化しています。このような経営環境の下、商船三井は、2017年4月28日に公表した「ローリングプラン2017」において、相対的に強い事業の選択と集中を行い、人的・資金的リソースを、安定利益を創出する事業及び商船三井の強みを発揮できる事業に重点的に配分していく方針を掲げ、当該方針に基づく経営を進めております。リソース重点配分分野として、ケミカル船事業及びロジスティクス事業を挙げ、タンクコンテナ事業進出検討も掲げておりました。
一方、日本コンセプトは、液体貨物やフロンガスを始めとした各種ガス輸送に特化した国際物流企業として、出荷元から納入先までを、様々な輸送手段とルートで最適な組み合わせをアレンジする「液体貨物や各種ガスのDoor To Doorの国際複合一貫輸送」というユニークなサービスを提供してまいりました。また、国内外の物流ネットワークの更なる拡充と持続的成長を可能とする経営基盤の強化を基本方針とし、進出7年目を迎えた米国におけるビジネスのみならず、欧州・アジア地域を含む全世界における取引規模の飛躍的拡大を目指し、ニチコンブランドの世界への浸透と顧客の獲得を進めております。
こうした状況下において、商船三井と日本コンセプトは、各々のグループ会社を含めた双方向で広範かつ戦略的なパートナーシップを図り、確実な事業強化を達成することを目的として、本提携契約を締結致しました。本提携契約の締結による事業強化の例として、日本コンセプトにとっては、商船三井グループ各社の海外ネットワークと従来のネットワークとの融合により全世界の知名度が向上し、競争力を高める機会となること、及び商船三井にとっては、専門性が高く安定的に利益を創出可能な分野である液体化学品輸送領域における事業拡大の機会となることを、両社共に確認しております。また、上記の事項のみならず、本提携契約締結日以降も両社共に双方の利益に資するための事項を継続協議し、双方の企業価値最大化達成のための協力関係を築いてまいります。
②資本提携の内容
日本コンセプトは株主総会決議をもって、日本コンセプトの取締役会において商船三井より常勤取締役を一名、非常勤取締役を一名受け入れる予定です。
また商船三井は、日本コンセプトの発行済株式の取得及び同社による第三者割当の新株発行引き受けを通じて、日本コンセプトの発行済株式の15%を保有する予定です。
③業務提携の内容
商船三井と日本コンセプトは、本提携契約において、以下の事項に関する業務提携を行うことを合意しました。