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商船三井テクノトレード グリーンアウォード財団の海洋環境保護プログラム参加を記念したセレモニーを開催
~PBCF搭載船を保有する船主は認証取得が有利に~

2019年05月28日

船舶維新NEXT

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)のグループ会社である商船三井テクノトレード株式会社(社長:八田宏和、本社:東京都中央区、以下「商船三井テクノトレード」)は、海洋環境保護及び船舶の安全運航を目的として設立された非営利団体グリーンアウォード財団(本部:オランダ、ロッテルダム)がクオリティ・シッピング(註1)促進のために世界規模で取組んでいる「グリーンアウォード・プログラム」(註2)への参加を記念し、5月20日にセレモニーを開催しました。セレモニーでは、グリーンアウォード財団のフランセン理事長から商船三井テクノトレードの八田社長に対し、銘板が授与されました。

商船三井テクノトレードは、グリーンアウォード認証取得船舶および認証取得船社に対しプロペラ装着型省エネ装置「PBCF」を成約価格から3%割引で販売することにより、インセンティブを与え環境負荷低減を後押ししていますが(註3、註4)、4月1日より、グリーンアウォード財団による船社審査の水中騒音及び振動対策の項目において、PBCFを搭載する船舶を保有する船主に対して加点が与えられることになりました。

商船三井グループは、これからも商品開発や技術革新を通じてお客様や社会のニーズに応え、環境負荷軽減に取り組んでいきます。

(註1)クオリティ・シッピング
クオリティ・シッピングとは安全(海難防止)と環境(海洋環境保全)の両面から船舶管理や船舶運航の質を高めようとする運動のこと。


「グリーンアウォード・プログラム」ロゴマーク

(註2)グリーンアウォード・プログラム
グリーンアウォード・プログラムは、環境負荷低減や安全運航に寄与する優良船舶をグリーンアウォード財団が認証し、その趣旨に賛同する企業がインセンティブを与えることで、船舶や船員の質を向上させ、海洋環境の保護を目指すことを目的とした制度です。


PBCF

(註3)PBCF
「PBCF(プロペラ・ボス・キャップ・フィンズ)」は、プロペラ後方に発生するハブ渦を解消してプロペラの効率を改善させ、船舶の燃料消費量を3~5%削減出来る省エネ装置です。商船三井、(株)西日本流体技研、ミカドプロペラ(株)(現・ナカシマプロペラ(株))の3社が開発し、1987年の販売開始以来、全世界で広く認められ、これまでに3,300隻を越える船舶に搭載されています。現在は商船三井テクノトレード、商船三井、(株)三井造船昭島研究所の3社共同で研究を進め、進化を続けています。

(註4)2019年2月13日付プレスリリース「商船三井テクノトレード グリーンアウォード財団が推進する海洋環境保護プログラムに参加」参照