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当社運航船2隻が2019年度「ベストクオリティーシップ賞」を受賞
~ 安全運航への取り組みが日本水先人会連合会から評価される ~

2020年06月10日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「当社」)が運航する以下2隻の船舶が、日本水先人会連合会(註1)の2019年度「ベストクオリティーシップ賞」を受賞しました。

  • ばら積み船「HAKUTAKA」(白鷹)
  • LNG船「AL ZUBARAH」(アル ズバーラ)

同賞は、船舶の安全航行を通じて港湾や海洋環境の保護に対する意識を高める目的で2003年に設立された賞で、日本水先人会連合会により選定された「水先人から見た優秀船舶」に対して贈られます。
2019年度は、日本全国の水先区で9月と10月に水先要請をした船舶の中から7隻が選定され、その内上記の2隻が当社運航船より選定されました。本船が航海設備および乗下船設備を適切かつ良好な状態を維持していたことに加え、模範的な船員業務の遂行、乗組員のBRM(Bridge Resource Management)に関する十分な訓練(註2)や安全運航の維持に対する高い意識、そして船長を中心とした船内の指揮命令系統が完全に維持されていること、嚮導していた水先人への協力体制が確立されていたことなど、多方面に渡る本船の安全運航の「質」の高さが評価され、数多くの候補船の中から「特に優秀な船舶」として選定されました。

当社は今後も「世界最高水準の安全運航」を目指し、社会とともに相乗的・持続的に成長する企業として、海上の安全と地球環境の保全に貢献する活動に取り組みます。

ばら積み船「HAKUTAKA」
全長:235.00m
全幅:43.00m
船籍:リベリア
LNG船「AL ZUBARAH」
全長:297.50m
全幅:45.75m
船籍:日本

(註1) 「日本パイロット協会」を前身として、2007年の水先法改正に際して、全国35区の水先人会により設立された。

(註2) 船橋で利用可能なあらゆる資源を有効活用することにより、船長や航海士など操船指揮者が安全運航を管理することを目的とした訓練。チームワークを駆使して、状況確認、情報伝達、問題点認識、解決策の立案、その実行というプロセスを繰り返すことで船橋の組織運用技術を高める。