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WAKASHIO 座礁および油濁発生の件(その5)

2020年08月19日

当社が長鋪汽船株式会社の子会社(以下「船主」)からチャーターし、ブラジルから鉄鉱石を運ぶ予定であったばら積み貨物船WAKASHIO(以下「本船」)は、インド洋航行中のモーリシャス島沖で、現地時間7月25日(土)に座礁により自力航行不能に陥り、救助作業中の現地時間8月6日(木)に燃料油が流出し、現地時間8月15日(土)に船体が2つに分断しました。

現地では油流出による環境への影響を軽減すべく、船主が手配した専門家チームが油濁回収資材を用いて、関係当局や現地ボランティアの方々と連携しながら流出油の回収を進めています。

当社は、こうした現地モーリシャスにおける活動を傭船者としてサポートすべく、人員の派遣や物資の提供を以下の通り実施しています。

  • 当社が、当局との連携、情報収集、油濁拡大防止、流出油回収の支援を目的に、派遣した6名の人員は現地時間8月12日に到着しています。
  • 現地では、新型コロナウィルスの感染拡大防止策に基づき、現地時間8月12日に入国してから8月26日(水)までの最短14日間は外出制限されますが、各相手先との情報収集・折衝と、具体的行動計画の検討に注力しています。
  • 当社が手配した油吸着材のほか、海岸の清掃用資材は8月21日(金)以降、複数回に分かれて現地に到着予定です。今後も現地で油濁清掃に必要な資材を提供していく予定です。
  • 人員の追加派遣は8月末頃を目途に実施予定です。

なお、船長および一等航海士が現地時間18日に当局により逮捕されたという報道を受け、事実であることを船主に確認しました。

当社は引き続き、モーリシャスおよび日本の関係当局と連携して、船主と共に早期の事態解決に向けて取り組みます。