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ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け新造LNG船“LNG MEGREZ”と命名
~ 中国で建造するLNG船4隻の最終船が竣工 ~

2020年10月21日

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下、「当社」)と中国遠洋海運集団有限公司(China COSCO Shipping Corporation Limited、以下「China COSCO Shipping社」)の合弁会社が共同発注したLNG船(以下「本船」)の命名式が、10月20日に中国・上海の滬東中華造船(集団)有限公司(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.、以下「Hudong社」)で行われました。

今回命名された “LNG MEGREZ”

本船は、2017年6月末に発表した「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻の長期定期貸船契約を締結」(*1)の最終船で、北斗七星を構成する一つの星に由来する“LNG MEGREZ”(エルエヌジー メグレズ)と命名されました。

当社は、参画済みの他プロジェクト向けを含めて、中国建造のLNG船を14隻運航しており、本船は15隻目の中国で建造されたLNG船です。ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻の建造においては、Hudong社のヤードにて、当社は約40名(最大)のサイトチームを構成して、各船の建造を計画通り若しくは一部前倒しして進めてまいりました。LNG MEGREZの建造中には、新型コロナウイルスの世界的流行が発生しましたが、安全対策を実施の上、無事、当初計画時期通り10月末に本船を竣工させることができる見込みです。

今後は本船の安全なLNG輸送サービスを通して、ヤマルLNGプロジェクトの安定的なLNG供給に貢献できるよう取り組んでまいります。また、本プロジェクトを通じて培われたChina COSCO Shipping 社、Hudong社との信頼関係、国際協業のノウハウを強みとしながら、今後も新規案件に積極的に取り組んでいきます(*2)。

【“LNG MEGREZ”要目】
(1) 全長:295.0m
(2) 全幅:45.00m
(3) 満載喫水:11.50m
(4) LNGタンク:メンブレン型
(5) 貨物タンク容量:174,000m3
(6) 建造造船所:Hudong社
(7) 船舶管理会社:MOL LNG Transport (Europe) Ltd.
(8) 保有比率:当社 50% / China COSCO Shipping社 50%

(*1) 詳細は2017年6月29日付プレスリリース「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻の長期定期貸船契約を締結」をご参照ください。

(*2) 詳細は2019年8月7日付プレスリリース「中国COSCO Shipping Energy Transportation社とLNG及びエタン輸送プロジェクトに関する覚書を締結」をご参照ください。