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入社式社長挨拶
~ 新しい時代を共に目指して ~

2021年04月02日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、4月1日付で、57名の新入社員(海上新卒採用20名、陸上新卒採用29名、陸上キャリア採用7名、海上キャリア採用1名)を迎えました。4月1日に実施した入社式における社長 橋本剛の挨拶を以下の通りお知らせします。

尚、新入社員を含めた従業員の新型コロナウイルスへの感染防止のため、出席者同士が一定の距離を確保した形で入社式を実施しました。

皆さん、入社おめでとう。コロナ禍におけるアブノーマルな状況で、商船三井に決意を持って入社してくれたことに感謝します。私自身、この入社式が社長としての初仕事となり、感慨深く感じています。

商船三井は、20年ぶりにグループ企業理念とグループビジョンを改定(註1)することになり、また、今後新しい経営計画であるローリングプラン2021を発表していくことになるので、背景についてお話ししたいと思います。


グループ企業理念とグループビジョン

これまでは、「総合海運企業」を根幹としてグループ企業理念とグループビジョンが定義されていました。今後も海運業が重要であることに変わりないですが、同時に、海洋事業・港湾事業・不動産事業といった非海運分野の重要度が増しています。総合海運に捉われず自身を再定義するという思いから、新しいグループ企業理念とグループビジョンの制定に至りました。


ローリングプラン2021(環境への取り組み)

近年、環境に対する社会の意識が大きく変化しています。海運は、人の営みを支える基幹産業である一方で、多くの温暖化ガスを排出している現実もあります。従って、エネルギー効率の改善やLNG・アンモニア・水素といった代替燃料船の開発・導入に真剣に取り組み、事業を通じて排出する温暖化ガスを、2050年までにネットゼロにすることを目指します。


これらの変化を支えていくのは、皆さんであり、共に考えながら進んでいきたいと強く願っています。新型コロナウイルスによる制限も続いていますが、やがては終息していくので、アフターコロナのニューノーマルを目指して、一緒に頑張っていきましょう。

入社式で挨拶をする橋本新社長
入社式の様子

(註1) 詳細は2021年4月1日付プレスリリース「企業理念、グループビジョン、価値観・行動規範(MOL CHART「S」)の改定」をご参照ください。