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入社式社長挨拶
~ 時代の変化に対応しながら ~

2021年10月04日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、10月1日付で、33名の新入社員(海上新卒採用9名、陸上キャリア採用24名)を迎えました。10月1日に実施した入社式における社長 橋本剛の挨拶を以下の通りお知らせします。
尚、新入社員を含めた従業員の新型コロナウイルスへの感染防止のため、出席者同士が一定の距離を確保した形で入社式を実施しました。

皆さん、入社おめでとうございます。入社に先立ちまして、メッセージを送りたいと思います。
当社は、今年の4月にグループ企業理念を約20年ぶりに改定し(註1)、「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」という言葉を今後の会社の重要なコンセプトとして掲げました。
今後も海運業が重要であり続けることに変わりありませんが、近年、海洋事業・港湾物流事業・不動産事業といった周辺分野にもビジネスが広がってきています。これは環境の変化と共に会社自身も変化を遂げつつあることの表れでもあります。
また、メディアでも盛んに報道されているように環境問題への対応がキーワードとなっています。海運業は船を運航していることから、温室効果ガスを多く排出する産業です。今年6月に発表した「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」(註2)では、温室効果ガスの排出量を徐々に削減していき、最終的には2050年までにネットゼロ・エミッションを達成するという目標を掲げています。このように社会環境の変化に対応しながら、環境・サステナビリティ分野にも力を入れていく局面にあります。

足元では、海運産業は良好な状態が続いています。コロナウイルスの影響によって引き起こされた物流の混乱や各国の復興経済対策が新たな物流需要を引き起こし、コンテナ船を中心に未曽有の状況が続いています。但し、今後10年・30年と長期的な視野で見ると、世の中は劇的に変化していくことが考えられ、それに伴い、新たな投資や会社自体の変革も実施していかなくてはいけません。そのなかで、皆さんは色々な業務に携われると思いますが、一人ひとりやりがいを持って活躍されることを期待しています。

最後に当社は約800隻の船を運航しており、「安全」が最も大事であることを忘れてはいけません。皆さんにも「安全」に対する意識を高く持っていただきたいと思います。

当社は比較的人数の少ない会社で役職員の距離が近いので、改めて色々な場面で皆さんのお話を聞かせてもらいたいと思います。これからどうぞよろしくお願いします。

入社式で挨拶をする社長 橋本
入社式の様子

(註1) 詳細は2021年4月1日付プレスリリース「企業理念、グループビジョン、価値観・行動規範(MOL CHART「S」)の改定」をご参照ください。

(註2) 詳細は2021年6月18日付プレスリリース「- 2050年ネットゼロ・エミッションを目指して -「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」を策定」をご参照ください。