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入社式社長挨拶
~多様な人財が協働して真のグローバル企業へ~

2023年10月03日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、10月1日付で、47名の新入社員(海上新卒採用 14名、陸上キャリア採用 33名)を迎えました。10月2日に実施した入社式における社長 橋本剛の挨拶を以下の通りお知らせします。

入社式で挨拶する社長 橋本
入社式の様子

皆さん 入社おめでとうございます。

当社は2023年春にグループ経営計画「BLUE ACTION 2035」を発表しました。その狙いと、目的について簡単に皆さんに紹介します。

当社グループは、2035年までに輸送におけるGHG排出原単位を2019年比で45%削減し、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目標として掲げています。まずは2035年までにどのように会社の事業を構築していくか、多角的に検討しています。

我々は、海運業を中心に幅広い意味でのインフラ事業を長らく営んできました。これからは在来型の海運事業のみに留まらず、更に様々な社会インフラ事業の実現を目指していきます。その上でポートフォリオ変革を行い、洋上風力発電関連事業や不動産事業、さらにはロジスティクス事業を含め、事業のウィングを広げていきます。グループ全体としての事業基盤を安定させ、洋上風力事業などを通してグループ全体でGHGの排出量を減らしていく狙いもあります。

変革を強化するにあたり、ウェルビーイングライフ営業本部を2023年4月に新設しました。ウェルビーイングライフ営業本部は、当社グループの不動産事業、フェリー事業、クルーズ事業を強化していこうとしています。海運事業の成長を維持しながらこのような非海運事業を伸ばしていくことで、海運不況時でも安定した利益を出せる事業構造にするべく、グループ全体としてのバランスを取っていきます。

今後、地域戦略を深化していくにあたり、成長の著しいアジア、アフリカ、中南米諸国といった地域に益々進出していかなければなりません。当社グループは約140年の歴史の中で、海運業を中心に日本の産業あるいは暮らしを支えてきました。源流の部分は残しつつも、これからより大きな成長を目指していくためには、世界を通じて真のグローバル企業へと飛躍していかなくてはいけません。
それを支えていくのは、皆さん一人ひとりの人財ということになります。これらを胸により一層、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを意識しながら一緒に頑張っていきましょう。